地元の子供たちとサッカーしたい！

７月１０日（土）
　南アフリカ最大のタウンシップ（旧黒人居住区）・ソウェトに出向いた。この地を去る前に、地元の子どもたちとサッカーでコミュニケーションを図りたい。サカバカとしての血がうずいた。

　タウンシップとは、アパルトヘイト（人種隔離政策）時代に人種ごとに住み分けられていた居住区のこと。今も黒人たちが肩を寄せ合って暮らす場所だ。途中、ガイドから「これがチャバララの実家です」。南アフリカ代表ＭＦで、メキシコとの開幕戦で先制ゴールを挙げた選手の実家が、ここにあった。庶民が肩を寄せ合って暮らす町の一角。ここから世界の舞台へ飛び出したとは、まさに南アフリカン・ドリームだ。ガイドが続ける。「現在は家族も連れてモーリシャスで休暇中のようです」。やはり成功した者は違うんだな。

　平屋の古ぼけた家が並び、まるで昭和の昔にタイムスリップしたような感覚に陥る。アフリカを感じられた貴重な体験でした。それでもソウェトで出会った子どもたちは、みんな元気。やはり、子どもはこうじゃなきゃ。

写真＝ソウェトの子どもたちとサッカー談義。元気よく「将来の夢はサッカー選手」