あれが希望峰か！南ア大会に感謝！

７月６日（火）
　２０時半キックオフの準決勝オランダ対ウルグアイ戦まで時間があるため、日中はケープ半島に出掛けた。南アフリカ入りし、初めての観光だ。

　とにかく絶景の数々だった。最南端の喜望峰に向かう途中、海に面したリゾート地があった。ガイドの女性曰く「ここはベッカム、エルトン・ジョンらの別荘があり、世界でも有数の高級リゾート地です」。確かにすごい。山の斜面には白亜の豪邸が並び建っている。最高のオーシャンビューだ。

　美しい海岸線が続く。さらに海沿いを走ること約２時間、目的地の喜望峰に着いた。１４８８年、ポルトガルの探検家バーソロミュー・ディアスが発見した場所が、ここなのか。歴史の教科書で暗記した記憶が、約２５年の時を経て、ここで初めて生きた。すごい。言葉はいらない。ただ、その自然の姿をながめるだけで、幸せな気分にひたった。

　ケープポイントの灯台へ登った。階段を上っての山道。この１カ月、全然運動もしていない。冷えた海風を受け、ただでさえ硬くなっている筋肉を酷使したため、右太ももに痛みを覚えた。それでも、満足感の方が強かった。

帰り道には、ボルダーズ・ビーチのペンギンも見た。仕事で来たとはいえ、何とも得した気分になった。南アフリカよ、Ｗ杯を開いてくれてありがとう。感謝の気持ちでいっぱいになった。

写真上＝感動の喜望峰をパシャ！
写真下＝ボルダーズ・ビーチのペンギン群