Ｂ組

• マラドーナ監督続投一転国民86％「ＮＯ」 [16日08:40]
• ハットトリックは44人目／Ｗ杯アラカルト [13日10:00]
• 最年長監督記録の指揮官／Ｗ杯アラカルト [13日08:38]
• メッシ彼女とビーチで燃焼／アルゼンチン [11日12:06]
• オフサイド見逃した主審が引退を発表 [09日08:53]

　数々の批判を受けながらも、選手個々の力でアルゼンチンが押し切る。メッシ、テベス、アグエロ、イグアインらに加え、欧州ＣＬ決勝で２得点したインテルのミリトが加わるＦＷ陣は、出場国中でもっとも豪華。４大会連続出場の司令塔ＭＦベロン、的確な位置取りでピンチを未然に防ぐＭＦマスケラーノら中盤も充実している。だがチームとしては連動性など戦術面で完成度は低く、マラドーナ監督の手腕にも、疑問符がつく。敗戦後などの逆境から、チームを立て直す「引き出し」があまりないだけに、思わぬ苦戦に陥る可能性も。

　個々の身体能力では大会屈指のナイジェリアだが、アルゼンチンを上回って本命に挙がるまでには、チーム力は高まっていない。アフリカ予選は最終節での逆転で、冷や汗ものの突破だった。今年１月のアフリカ選手権でも、Ｗ杯予選敗退国のエジプトにも敗れ、３位どまり。直後にアモドゥ監督が解任され、ラーゲルベック監督が就任するなどドタバタ劇も。チェルシーで活躍する大黒柱のＭＦミケルが、ひざに故障を抱えることも不安材料になっている。

　韓国には２強を脅かす実力と勢いがある。プレミアリーグで大活躍するＭＦ朴智星、イ・チョンヨンなど、欧州組をズラリそろえたメンバーは、Ｗ杯で４強入りした０２年当時を上回るとの声も。豊富な運動量や連動性の高さで、チームとしての完成度も高い。決定力不足とも言われるＦＷ陣の奮起しだいでは、目標に掲げる１６強以上の成績も可能。ギリシャは攻撃の怖さこそないが、０４年の欧州選手権を制した鉄壁の守備は健在。攻撃重視のアルゼンチンなどにとって、いやな相手になりそうだ。