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ユースより部活動を選んだ川島永嗣

2010年5月25日

<川島永嗣:取材後記>
 川島永嗣(27=川崎F)のGKとしての基礎を築いたのは与野西中時代のサッカー部監督、柏悦郎氏(51)だ。当時から170センチを超える体格と、勝ち気な性格。それまでフィールドプレーヤーとして活躍していた川島にGK転向を指示した。本人も「一番責任あるポジション」と承諾し、GK人生が始まった。柏氏は現在、さいたま市立本太中で、第2の川島を育てるべく指導している。
 しかし近年は悩みも多いという。「学校の部活動は時間の確保や指導法に制約が多くなってきた」。週休2日制により、活動時間が減少。昔ながらのスパルタ教育も難しくなった。Jをはじめ、クラブチームがより確立され、いい練習環境を求める子供たちの部活動離れも進んでいる。
 浦和レッズのMF山田直輝(19)は転任後の「教え子」でもある。柏氏は体育の授業で指導した。
 「直輝はクラブ育ちだからね。体育のサッカーではラストパスをクラスメートに送っていた。しかも多数の人にゴールの喜び経験をさせるよう順番に」と懐かしんだ。
 浦和ユースからの誘いを断って、「高校サッカー」にこだわり、浦和東高で部活動を選んだ川島とは対照的だ。それでも「永嗣と直輝が一緒に代表に入ったら幸せだよな」。教え子の活躍は何事にも変えがたい幸せであることは間違いない。
 日本代表にもユース、ジュニアユース育ちが増えてきている。学校スポーツとクラブとの境界線を感じた取材でもあった。【鎌田直秀】


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奇跡に挑む者たち
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 日刊スポーツ紙面では「世界4強 岡田ジャパン 奇跡へ」を連載中です。「奇跡」をキーワードにいくつかのテーマに分け、現在は日本代表23選手のルーツを探る「奇跡に挑む者たち」を連載しています。ニッカンコムでは、各回の「取材後記」を掲載しています。紙面とあわせてお楽しみください。

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