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俊輔のフィジカル支える“死球王”の妹

2010年5月26日

 ファンタジスタを支えるのは、あの「死球王」の妹だった。中村俊輔の個人フィジカルコーチを務める金森千恵子さんの兄は、現在ロッテで1軍打撃兼野手チーフコーチを務める金森栄治さん。現役時代はシーズン3割を2度マークしたシュアな打撃と、デッドボールを受けた際の派手な痛がり方で、全国区の人気を博した外野手だった。
 「兄の努力をいつも近くで見てきました」と千恵子さん。栄治さんは公称170センチだが、実際の身長はもっと低いようにもみえる。選手としても遅咲きで、早大でも3年までは、後に巨人に入団する山倉和博氏の陰に隠れた2番手捕手だった。そんな不遇を人一倍の努力で脱して、黄金期の西武でもレギュラーになった。プロの努力なら、見慣れているつもりだった。
 そんな千恵子さんも、桐光学園高の「フィジコ」を始めて4年目に出会った、160センチの小さな新入生のひたむきさには驚かされたのだという。「俊輔は体が小さくて、周囲からからかわれることも多かったけど、それが耳に入っているのか分からないほど、練習に没頭していました。グラウンドで誰よりも早く練習を始めるのが俊輔。誰よりも遅くまで練習するのが俊輔でした」と懐かしそうに振り返る。
 栄治さんも学生時代は、ドンガメ(どん臭い亀)とあだ名されたことがあった。周りに何と言われようと、努力で夢はかなうんです-。中村俊について語る千恵子さんの瞳は強く、そしてやさしく輝いていた。【塩畑大輔】


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奇跡に挑む者たち
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