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凱旋岡ちゃん“遺言”叶うスペイン合宿

岡田監督は手を振って到着ロビーを進む(撮影・宮崎幸一)
岡田監督は手を振って到着ロビーを進む(撮影・宮崎幸一)

 【ヨハネスブルク(南アフリカ)=1日】日本サッカー協会が早くも、4年後のW杯ブラジル大会に向けて、日本代表のスペイン遠征を計画していることが、明らかになった。今年末か来年早々、国内組主体のメンバーでスペインで合宿を行い、チームの底上げを図る。昨年9月のオランダ遠征の経験が、今回のW杯南アフリカ大会にも好影響したと判断。退任する岡田武史監督(53)の勧めもあり、今後は積極的に海外に飛び出す方針を固めた。世界16強入りを果たした岡田ジャパンはこの日、歓声と拍手に迎えられて帰国した。

 岡田ジャパンが「解散」したこの日、日本が早くも4年後に向けて動き始めた。8強に進めば対戦するはずだったスペイン。W杯では実現しなかったが、業務提携を結んでいる同国連盟からの誘いもあり、次世代の代表メンバーでのスペイン遠征を決めた。原博実強化担当技術委員長は「スペインとは、お互いに会長同士でコンタクトが取れるし、向こうの会長からは『いつでも問題ない。最大限の協力をする』との言葉をいただいている」と話した。

 日本は今大会、1次リーグで強豪カメルーンとデンマークを破るなど、中立地では初めて決勝トーナメントに進出した。同1回戦でもパラグアイ相手に善戦した。目標の4強は達成できなかったが、確かな手応えはつかんだ。原委員長は「昨年9月にオランダ遠征したことが大きい。そこでガーナ、オランダと試合をしてアフリカとヨーロッパとの対戦を経験したことは、本番でも生きた」と分析した。

 これまでも、W杯前年や直前には欧州など海外に出向いていた。しかし、次のW杯を目指す新生ジャパンの1年目から海外で合宿を張るのは異例。4年後のブラジルで今回以上の結果を残すために、今後は積極的に海外で腕を磨かせる方針を固めた。この日、帰国した岡田監督も「欧州や南米の予選のような厳しい環境で年間5~6試合やれれば、彼ら(選手)は必ず伸びる。親善試合ではなく、そのような環境でできれば、必ず伸びる」と後押しした。

 時期は、早ければ10月、遅くても来年1月には実施する予定だ。今年はW杯イヤーで、Jの日程が詰まっていることもあり、予定を組むのは難しい。約1週間弱の強行軍になる可能性もある。さらに国際Aマッチデーと重ならないことも考えられ、強豪国と試合が組めない可能性もある。それでも原委員長は「実際に行って経験することが大事だから。多少無理があっても、チャレンジすることが重要で、選手それぞれが感じるものがあるはず」と話した。

 日本協会の犬飼基昭会長は「4年後だけが目標ではない。サッカーはその後も続くわけだし、計画的に強化していく必要がある。どんどん(海外に)出向くよ。日本はまだまだ出向いてもらえるチームではない。22年W杯招致も含め、現場もフロントも一体となって前に進むことが大事だ」。協会の推進力と、積極的な外交、それに歩調を合わせた代表チームの恒常的な強化。その象徴が、スペイン遠征だ。近い将来、日本の「W杯4強」は夢ではなさそうだ。

 [2010年7月2日8時40分 紙面から]


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