オシム氏「日本のバルサ、鹿島を見習え」
日本代表はJ王者に学べ! 前日本代表監督のイビチャ・オシム氏(68)は16日、約2週間の日本滞在を終えて、成田空港から自宅のあるオーストリアに戻った。搭乗前に30分以上にわたって、日本代表への提言を展開。Jリーグ3連覇の鹿島を「日本的バルセロナ」と評し、チームのまとめ方などを参考にすべきだと強調した。
名将が挙げたお手本は、欧州の強豪クラブやW杯優勝候補国ではなく、とても身近なJクラブだった。成田空港出発ロビーの一角にあるカフェ。「これでゆっくりしゃべれる」と座席を確保したオシム氏は「久々に日本に来て、1つ予想外だったのは、鹿島の力のピークが3年維持されていたこと。これはサプライズ。こういう力を代表も持つべき」と切り出した。
オシム氏 自分たちとスタイルは違っても、鹿島のようなチームとしてのまとまり方、積極的なプレー、試合を勝利で終わらせるための知性を、日本代表も持ってほしい。スーパースターがいるわけじゃないが、チームとしてまとまり、日本的バルセロナというような戦い方をしている。
以前から、いかにコンパクトにまとまったチームをつくるかが、W杯での勝利のカギと強調してきた。だからこそ、鹿島に学ぶメリットを見いだした。
オシム氏 選手同士がよく特徴を知っていて、同じアイデアでプレーしている。見た目はバルセロナとはまったく違うが、共通点は多い。彼らは最大限のパワー、最大限のスピードを、最適のタイミングに出すことができる。
また、選手たちには、自力で相手の情報収集をすることも提案。「スタッフに準備される前に、カメルーンの試合を見ておいてもいいでしょう。VTRデッキを買うのに十分な給料はもらっているはず。機材をそろえようという気持ちを起こすのも、メンタル的な準備と言えるでしょう」とうなずいた。
語り終えた時には32分16秒が過ぎていた。「今回は2カ月くらい食べたくないというほど白米を食べたので、次回の来日は少なくとも2カ月以上先になるでしょう」。そう笑いながら、日本にとっての最高の「参考書」を、置き土産として残した。
[2009年12月17日8時28分 紙面から]
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