2010年6月23日
欧州勢ダメ...南半球大会はやっぱ南半球!?
「ヨーロッパ勢がダメですねえ」。会社では連日、こんな会話が飛び交う。スペインがつまずき、フランスがコケて、イタリアも不調。2試合で決勝トーナメント進出を決めたオランダも、決して強さを見せつけているわけではない。
対して、南米勢は調子がいい。1次リーグ2順目が終わり、8組の首位のうち欧州勢はオランダとスロベニアだけ。南米は5カ国すべてが首位だ。あまりに顕著な成績の差。「いったい、どうなっちゃったの?」という疑問も当然だ。
「欧州以外の大会では欧州勢は勝てない」は、W杯の常識になりつつある。過去欧州以外の大会では南米勢しか優勝していない。しかし、今回は時差も含む地理的な近さ、暑くない気候もあって欧州勢有利という声もあった。ところが、ふたを開けるとボロボロ。理由はいったい何だろう。
初めてのアフリカ、高低差のある会場、そういう不安が、選手の動きを妨げているのか。慣れないボールに、ブブゼラの大音響。慎重に大会に入ろうとして、力を出し切れずに90分が終わる。南米選手は未知の大会にも力をセーブすることはない。もともと母国から欧州に渡った選手ばかり。環境適応力がある。どこか「ひ弱」なイメージのする欧州勢とは対極なのだ。
もしかしたら、南半球での大会というのもあるのか。今大会の南米勢は、いずれも南半球。ニュージーランドも健闘している。オーストラリアは出遅れたが、2試合連続で点取り屋を退場処分で欠く不運。いずれも微妙な判定だけに、強い南半球勢に対する「ハンデ」かと思ってしまう。
南半球では、物の動きが北半球とは違う。地球の自転による「コリオリの力」が働き、台風の渦の向きは逆になる。放ったシュートやパスが、この力で微妙に軌道が変わるのか。これに慣れた南米勢に対して、欧州勢は初体験。これが南米が強い理由だ。と言ったら、後輩記者に笑われた。もちろん、物理学的にはありえないジョークだが、南半球勢の活躍はそう思わせてしまうほどすごい。
もともと、欧州勢はスロースターターが多い。イタリアやドイツなどは、1次リーグを突破してから強くなるイメージだ。1カ月の長丁場を考えれば、優勝を狙うチームがピークを準決勝、決勝など終盤に合わせるのは当たり前。そう考えれば、不思議な現象でもないのだが...。それにしても弱い欧州勢。今後の巻き返しがないと、大会が南米選手権になってしまう。
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