日刊スポーツの南アフリカW杯特集ページです。

  • 日刊スポーツIDについて


ここからこのサイトのナビゲーションです



2010年7月13日

際立っていた「踏み込む守備」

<W杯:スペイン1-0オランダ>◇決勝◇11日◇サッカーシティー

 勝ちにこだわるオランダの守備サッカーを、スペインが見事な攻撃でねじふせた。なかなかゴールが入らない展開を変えたのは、デルボスケ監督の采配。延長突入直前にセスクを入れて勝負に出た。さらに、不調のFWフェルナンドトレスを入れた。勝敗を分ける監督の選手起用だった。

 決勝点はヘススナバスのパスをフェルナンドトレスが中に入れ、DFのクリアを拾ったセスクがイニエスタにラストパスを通して奪った。交代出場したバルセロナ以外の3人がつくったチャンス。ビリャが得点王にはなったが、ビリャのチームではなかった。個人でなくチームの優勝だった。

 攻撃ばかりが注目されるが、守備のうまさも際だっていた。全員がボールの取りどころを知っており、踏み込む守備で確実に奪っていた。数的有利で守るのではなく、さらにレベルの高い守備だった。

 大会前にはオランダ対スペインの決勝でオランダの優勝と予想したけれど、外れてよかった。それほど、スペインのサッカーは究極の素晴らしさだった。育成と、その継続。99年のU-20W杯で優勝したチームを中心に何年も積み重ねてきた結果、ようやくスペインに光が当たった。(日刊スポーツ評論家)


この記事には全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • ツイッター
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは

宮沢ミシェル「ピッチから」
宮沢ミシェル(みやざわ−)
 1963年(昭和38)7月14日、千葉県生まれ。市原緑―国士大を経て86年に日本リーグのフジタ(現湘南)入り。92年に市原(現千葉)に移籍し、95年に引退するまでDFとして活躍した。J通算58試合2得点。父がフランス人でフランス国籍だったが、93年1月に日本国籍取得。94年には日本代表に招集された(出場はなし)。

最近のエントリー


ニッカンスタジアムへのご参加はこちらから

[受付終了]Q33 オランダvsスペインの勝敗は?

解答期限
[07/12 03:30]

海外代表ニュース

記事バックナンバー

日本代表ニュース

記事バックナンバー

A組
南アフリカ
メキシコ
ウルグアイ
フランス
E組
オランダ
デンマーク
日本
カメルーン
B組
アルゼンチン
ナイジェリア
韓国
ギリシャ
F組
イタリア
パラグアイ
ニュージーランド
スロバキア
C組
イングランド
米国
アルジェリア
スロベニア
G組
ブラジル
北朝鮮
コートジボワール
ポルトガル
D組
ドイツ
オーストラリア
セルビア
ガーナ
H組
スペイン
スイス
ホンジュラス
チリ









大会データ 得点ランキング、日本代表全成績、W杯ヒストリー、歴代得点王&MVPなど



  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 南アフリカW杯
  3. コラム
  4. 宮沢ミシェル「ピッチから」

データ提供

(株)日刊編集センター/InfostradaSports

ここからフッターナビゲーションです