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2010年7月01日

「プレス」から「奪う」意識足りぬ

<W杯:パラグアイ0(5PK3)0日本>◇決勝トーナメント1回戦◇29日◇ロフタス・バースフェルド

 「何でこんなにボールを拾えないんだ」と思った方も多かったと思う。日本はある程度、厳しいプレッシャーの中でもボールを回し、相手にプレスを仕掛けることはできる。だが「ボールを奪いに行く」という意識は、まだ足りない。

 スピードを警戒して守備ラインを下げている相手に対して、日本も守って逆襲しようと試みたが、パラグアイは自陣でパスを回して攻撃のリズムを刻むチーム。もっと相手の最終ラインにプレスを仕掛けるべきだった。後半は長谷部と遠藤が相手のマークを外すリスク覚悟で、高い位置でボールを奪う動きを見せたが、セカンドボールを多く拾った相手との差は、どこでボールを奪うのか意図を持ってやれたのかどうかの差だった。

 パラグアイは98年フランス大会決勝トーナメント1回戦で、今回の日本のように必死に守り、延長戦の末に優勝したフランスに敗れた。何度もベスト8の壁に阻まれてきた悔しさと経験があった。失われつつあったチームワークの大切さを取り戻した日本。次のステップへ、学ぶべき敗戦だった。(日刊スポーツ評論家)


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宮沢ミシェル「ピッチから」
宮沢ミシェル(みやざわ−)
 1963年(昭和38)7月14日、千葉県生まれ。市原緑―国士大を経て86年に日本リーグのフジタ(現湘南)入り。92年に市原(現千葉)に移籍し、95年に引退するまでDFとして活躍した。J通算58試合2得点。父がフランス人でフランス国籍だったが、93年1月に日本国籍取得。94年には日本代表に招集された(出場はなし)。

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