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2010年7月04日

子供だったブラジル

<W杯:オランダ2-1ブラジル>◇準々決勝◇2日◇ネルソン・マンデラ・ベイ

 オランダは素晴らしかったが、ブラジルの自滅という方がピタリとくる。前半のブラジルは確かに良かったが、高いテンションで飛ばしすぎ。後半、ガックリと動きが落ちたところを、オランダに狙われた。追う立場になった経験が少なかったのだろう、体とともに気持ちも動かなかった。

 ドゥンガ監督の「若さ」も出た。リードされて、監督も動けなくなった。もっと攻撃の駒を投入しても良かったが、最後までバランスを崩すことを恐れた。リスクをおっても攻めるべき場面で、それができなかった。結局、ドゥンガ監督は守備の人。攻撃的に動けなかったから、交代枠を使い切らない敗退になった。

 ボランチにドゥンガがいた90年大会に似ている。アルゼンチン相手に圧倒的に攻めながら、マラドーナ-カニージャにワンチャンスを生かされて16強で敗退した。4年後に優勝するチームは、まだ子供だった。

 オランダが前半我慢し、後半勝負をかける「大人のサッカー」を見せたのとは対照的だ。追いつかれた時点でパニックになり、逆転されると何もできなくなった今回のブラジルは子供だった。オランダやウルグアイのような「大人のサッカー」ができなければ、W杯は勝ち抜けない。(日刊スポーツ評論家)


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宮沢ミシェル「ピッチから」
宮沢ミシェル(みやざわ−)
 1963年(昭和38)7月14日、千葉県生まれ。市原緑―国士大を経て86年に日本リーグのフジタ(現湘南)入り。92年に市原(現千葉)に移籍し、95年に引退するまでDFとして活躍した。J通算58試合2得点。父がフランス人でフランス国籍だったが、93年1月に日本国籍取得。94年には日本代表に招集された(出場はなし)。

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