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2010年2月12日

ことごとくワンテンポ遅い/東アジア選手権

<東アジア選手権(男子):日本3-0香港>◇11日◇東京・国立競技場

 結果として3点入ったが、はたして評価できるものなのか。香港は8人で守っていたので、特にバイタルエリアがなかなかあかなかった。だからダイレクトパスの速度を上げて崩したかったが、選手みんながボールをコントロールしてから、次の動きを考えるというふうに、プレーがことごとくワンテンポ遅かった。

 雨でピッチがぬれていて、パススピードが上がったことも、うまくいかない理由かもしれない。でも例えばスペインの上位クラブなどは、わざわざ試合前に芝をぬらして、パススピードを上げた上で、ダイレクトパスをテンポよくつないで相手を崩す。それくらいじゃないと、W杯本大会では通用しない。

 遠藤、小笠原、中村憲と、同じタイプが多いことも、前線の動きを停滞させる理由の1つかもしれない。確かに彼らはみんな技術も潜在能力も高い。でも、たとえパスが出てこなくても、ムダを承知で前線を必死に走り回るような選手がいれば、もっとスペースが生まれてくるもの。香川や金崎のような選手が、積極的に動き回って攻撃に絡む場面が増えれば、試合展開はまた違ってくると思う。(日刊スポーツ評論家、テレビ朝日報道ステーションキャスター)


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沢登正朗
沢登正朗(さわのぼり・まさあき)
 1970年(昭45)1月12日、静岡・富士宮市生まれ。東海大一、東海大で全国制覇し、92年に清水入り。MFとして05年に引退するまで清水一筋で活躍した。J通算381試合85得点。日本代表Aマッチ16試合3得点で、93年のW杯最終予選では「ドーハの悲劇」を経験した。テレビ朝日報道ステーションキャスター。

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