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2010年5月31日

得点イメージが見えない

<親善試合:イングランド2-1日本>◇30日◇オーストリア・グラーツ

 全体として、守備の方向性は見えた。相手が強豪であっても、局面で数的優位をつくって、ボールをとることはできていた。そこは評価されていいと思う。ただ、奪った後にどういう形で攻撃に移るかが問題。残念ながら、日本が得点するイメージが見えなかった。

 世界の強豪とやるなら、守備から入るのは間違いではない。あとはボールを奪った後いかにすばやく、厚みのあるショートカウンター攻撃に入れるか。今回は遠藤、本田らがボール奪取後に、長い距離を駆け上がる形がなかった。だから攻撃に迫力がでないし、得点の可能性も感じない。

 サイド攻撃でも、世界との差を感じた。オウンゴールは偶然ではない。2失点ともボールの精度が高い上に、DFが下がりながら対処せざるをえない、非常に嫌なタイミングでクロスが入ってきた。一方日本は、しっかりサイドをえぐることも、精度が高いクロスを上げることもできなかった。これでは得点は難しい。

 ここまで守備が悪かったので、今回はその修正を重視していたのだとは思う。だが点を取らねば、試合には勝てない。本大会でもこの試合と同じく「よくやった」で終わってしまう。チームが掲げた目標は「W杯4強」だったはずだ。(日刊スポーツ評論家、テレビ朝日報道ステーションキャスター)


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沢登正朗
沢登正朗(さわのぼり・まさあき)
 1970年(昭45)1月12日、静岡・富士宮市生まれ。東海大一、東海大で全国制覇し、92年に清水入り。MFとして05年に引退するまで清水一筋で活躍した。J通算381試合85得点。日本代表Aマッチ16試合3得点で、93年のW杯最終予選では「ドーハの悲劇」を経験した。テレビ朝日報道ステーションキャスター。

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