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2010年5月25日

俊輔運動量少なく、まったく怖くない/親善試合

<キリンチャレンジ杯:日本0-2韓国>◇24日◇埼玉

 MF中村俊輔(31=横浜)は運動量が少なく、ボールに触る回数自体が非常に少なかった。右サイドに開いて、ボールを引き出すイメージだったのだろうが、ほとんどパスを受けられなかった。ならば中央に入ってのプレーを増やせばよかったのだが…。
 とにかく怖さを感じさせる場面がなかった。彼がいい時は、ドリブルで相手を抜いたりする、ペナルティーエリアに迫るプレーがもっと多い。逆に悪いときは下がってしまって、ボールに触れなくなる。今回は典型的な悪いプレーだった。
 肉体的なコンディションが上がらないことは、以前から心配していた。だが試合後の沈んだ表情を見ると、精神的なコンディションも不安になる。ベテランなので、必要以上にあせったりはしないとは思う。それでも代表のスタッフには、本大会へ向けて精神面のケアもしていただきたい。
 守りの大黒柱の中沢にも、1点目を取られた場面では、しっかり朴智星に寄せてほしかった。守備の人数がそろいながら失点したあの場面に象徴されるように、日本は戦う気持ちやまとまりで、終始韓国に後れを取っていた。本田もゴールに背を向けてボールを受けてばかりでは、相手に脅威を与えることはできない。そのためもあって、岡崎が孤立する時間帯が長かった。せめて森本投入後は、2トップの形がみたかった。
 いずれにしても、選手たちの精神的なダメージは大きいと思う。でも忘れてはいけないのは、できた点と、できなかった点を分析すること。W杯開幕は迫っている。今はとにかく前に進むしかない。(日刊スポーツ評論家、テレビ朝日報道ステーションキャスター)


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沢登正朗
沢登正朗(さわのぼり・まさあき)
 1970年(昭45)1月12日、静岡・富士宮市生まれ。東海大一、東海大で全国制覇し、92年に清水入り。MFとして05年に引退するまで清水一筋で活躍した。J通算381試合85得点。日本代表Aマッチ16試合3得点で、93年のW杯最終予選では「ドーハの悲劇」を経験した。テレビ朝日報道ステーションキャスター。

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