南アのタクシーに...いきなり吹っかけられた

６月２６日（土）
　日本が対戦するパラグアイを追いかけ、ダーバンから練習グラウンドまでタクシーで移動した。高速道を使っても、２時間以上の道のり。距離にして１５０キロは離れている。

　つまり東京から東名高速を走り、静岡県内まで移動するようなものだ。地図の上では「ダーバンの郊外」と言えなくもないが、実際のところはとても離れていた。もちろん交通手段は車しかない。道が分からないため、レンタカーを運転するのは危険と判断し、タクシーを利用した。当然、交通費はかさむ。

　南アフリカはタクシーの運転手と交渉してから乗るのだが、運転手によっては吹っかけてくる「悪徳」も多い。ホテルで予約を入れたところ、最初のドライバーから「あんな遠いところまで行くんだから半日貸し切りで６０００ランド（約７万８０００円）だ」と言われ、「そんな金は持ってない」と即座にキャンセルした。その後、複数メディアと移動をともにすることで、大幅値下げに成功。何とか、取材現場へたどり着くことができた。

　南アフリカと聞くと、物価が安そうなイメージがあるが、タクシー代に関しては日本とほぼ同じ。確かに「東京から静岡県内まで往復してくれ」なんて頼んだら、相当な金額を請求されるに違いない。そう考えれば、決して「悪徳」でもないのかもしれないが。