マラドーナ監督ほめ殺し作戦！Ｖ本命は...

　開幕３連勝の余裕からか、アルゼンチン（B組）のマラドーナ監督がほめ殺しに出た。報道陣から優勝の可能性について聞かれると、「いや、最大の優勝候補はブラジル。最高の内容でなくても結果を出せるチームはやはり強い。我々は国民を楽しませるために来ただけ」とさらり。絶好調のチームに余計なプレッシャーをかけず、ライバル国に重たい荷物を背負わせる「策士ぶり」だった。爆弾発言や選手へのキス攻撃など、ここまでは今大会最大の「色もの」として注目を集めてきた。しかし、チームは１次リーグ３戦全勝で首位突破。決勝トーナメントでも快進撃が続けば、世界王者に輝いた８６年に続き、南アも「マラドーナの大会」になるかもしれない。（春日洋平通信員）