クローゼは終わって......いない！／ドイツ

　ドイツ（Ｄ組）は、１３日オースラリア戦で南ア大会の幕を開ける。先発でワントップをつとめるのはミロスラフ・クローゼが濃厚だ。今季ブンデスリーガのバイエルンでは、わずか３得点。イビチャ・オリッチの陰に隠れていた。さらに親善試合でも不発。ドイツ国民からは「クローゼは終わった」とささやかれもした。

　それでもヨハヒム・レウ監督の信頼は絶大。「ミロは非常に素晴らしくトレーニングしてきた。１ 週間前と比べると見違えるような状態」と話し、クローゼ自身も「オーストラリア戦で爆発する。ワールドカップでのゴール記録を重ねていくよ」とコメント。司令塔のメスト・エジルも「僕は誰とでもいいコンビを組むことが出来るけど、特にクローゼとはうまくいくんだ」と歓迎している。（中野吉之伴通信員）