ただ今、南アの子供たちは冬休みです

６月３０（水）
　ノーマッチデー（試合なし）となったこの日、原稿を仕上げた午後から街に出た。行き先はヨハネスブルク市内北部にあるサントン地区。南アフリカのビジネスの中心地で、同国最大のショッピングセンター「サントン・シティー」を抱えている。せっかくなので、知人と一緒に出かけた。

　ウイークデーにもかかわらず、多くの人でにぎわっていた。多くの子どもの姿も目立つ。南アフリカは現在「スクール・ホリデー」の真っただ中。今年の冬休みはＷ杯に合わせ、開幕前日の６月１０日から、決勝戦の行われる７月１１日まで。例年より長く設定されており、特にサッカーが好きでない子どもたちにとっても「Ｗ杯よ、来てくれてありがとう！」というところだろう。

　取材と原稿に追われた日々から、ひと息ついた格好だが、このサントンシティーが広い。センター内は「衣食住」すべてがそろっており、一日いてもまったく飽きることのない空間だった。しばらくウインドーショッピングを楽しんだが、あまりの広さに次第に疲れが...。骨休みのつもりで来たはずだったが、かえってヘトヘトになってしまった。

　日本を出発してちょうど１カ月。仕事に追われるうちに、あっという間に６月が終わっった。「楽しい日々はすぐに過ぎてしまうもの」。冬休みを楽しむ南アの子どもたちも、私同様、そんな気持ちなのだろう。