東京で大阪でコリアンタウン「あぁ～」

　白星発進した韓国が、強豪アルゼンチンと対戦した１７日、韓国料理店が多く立ち並ぶ東京・新宿区の新大久保周辺では、大型テレビの置かれた店に人が集まり、歓声と悲鳴が上がった。

　新大久保の「職安通り」には警察が警備に当たるほどの人垣が出来たがトラブルなく試合終了となった。

　韓国料理店「大使館」では、駐車場に設置された特設スクリーンで約６００人が両手を上げ「テーハミング！」の声援を最後まで送った。前半終了間際に１点を返したが、結果は１－４の敗戦。それでも友人ら１３人と赤いシャツで応援に来ていた新宿の韓国人留学生（２５）は「負けたのは残念。でもよく頑張った」と次に期待した。

　営業１２年目を迎える焼き肉店「ワールドカップ」では、約９０人が大型テレビを前に熱狂。店長の松井祐さん（３３）は「今回は得点してくれたので焼酎をサービスした。残念でしたが次に期待します」と次戦も何らかのサービスを考えるという。

　大阪・生野区のコリアンタウンでも１７日、韓国代表の勝利を信じて在日韓国・朝鮮人（コリアン）が声援を送った。御幸通中央商店街の韓国料理「民俗村」では、大型プロジェクターが設置された２階座敷に、韓国代表の赤い応援Ｔシャツを着たサポーター約３０人が集まった。試合前には全員で「テーハミング（大韓民国）」を大合唱。気勢を上げて観戦したが李袁■（リ・ウォンオ）さん（２５＝会社員）は「前半の１－２なら行けると思った。ベスト１６に向け３得点差は痛い」と残念そうだった。

※■＝日ヘンに午