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2010年6月17日

北朝鮮偽サポーター!?スタンド応援はセレブ中国人

 【ソウル16日=趙孝英通信員】W杯南アフリカ1次リーグ、北朝鮮がブラジルを相手に1-2と大善戦した試合で、現地スタンドに陣取った熱烈応援団はセレブな中国人だった。複数の韓国報道によると、北朝鮮サッカー協会が、中国のスポーツ関連当局に「本国から国民を出せない。応援ボランティアをお願いしたい」と懇願したという。「W杯観戦ツアー」とは銘打てず、サファリ見物やらカジノ体験などを目的に1次リーグ3試合で計約2000人の中国人富裕層を集めたとみられる。

 エリスパーク(ヨハネスブルク)で44年ぶりに北朝鮮がW杯の舞台に登場した。相手は世界ランク1位のブラジル。スタンドは、ほぼ黄色とグリーンのセレソンカラーで染まっていた。だが、一角だけ赤いユニホームを着込んだ集団が声を張り上げ、北朝鮮の大きな旗を振って応援していた。この一団、実はお金持ちの中国人だった。

 韓国のニュース専門チャンネルのYTNなどのよると、この中国人らは急きょ集められた観光旅行客だという。時期は明らかにされていないが、中国国内で「南アフリカで野生の動物にあえるサファリ見物やゴージャスなカジノ体験をしよう」というような宣伝文句で、8日間の観光ツアーで募集されたという。

 6月中旬と下旬の2種の設定で募集人員は各1000人だった。ツアーには会社経営者や有名な歌手、俳優らが申し込んだ。料金は5000ドル(約45万円)。中国では大金でセレブ層が申し込んだとみられる。

 企画をしたのは中国のスポーツ広報会社で北朝鮮サッカー協会から頼まれたと報じられている。北朝鮮では自国から応援団を編成するには資金がなく、その代わりにアジア予選で早々に敗退した中国に応援ボランティアを依頼したもの。

 ただし、国際サッカー連盟(FIFA)の認可を受けていないため「W杯観戦ツアー」とすることが出来ず、「サファリやカジノ」の誘い文句でW杯で盛り上がる南アフリカへのツアーを組んだようだ。ツアー日程を2種用意したのは、北朝鮮の1次リーグでの対戦日程を考慮したもの。15日にブラジル、21日にポルトガル、25日にコートジボワールと強豪と戦うが、中国セレブにしてみれば北朝鮮応援よりも対戦相手の華麗なサッカーに興味が深いようだ。ブラジル戦では赤く染まった応援団の中にブラジルのユニホームを着た中国人も数人いたようだ。

 北朝鮮の1次リーグ3戦で計2000人の大応援団。残り2戦も朝鮮語ではなく、中国語で熱烈な応援を繰り広げられそうだ。


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