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2010年6月08日

「健康茶」ルイボスチャチャチャ!

 世界中でも南アフリカの一地方でしかとれない希少な特産「健康茶」が、W杯景気に"沸いて"いる。その名は「ルイボス茶(ルイボスティー)」。南アではポピュラーだが、日本などでは決して知名度が高くない。だが最近、南アが注目されるとともに輸出量が増加し、日本の有名飲食店も次々扱い始めている勢いだ。ノンカフェインで特有のヘルシー成分が含まれているとされるだけに、W杯を機にブレークするか?

 ルイボス茶はペットボトルや、茶葉入りティーバッグなどで販売されている。ドリンク、茶葉いずれも赤茶色。アイスでもホットでも、砂糖やミルク、レモンを入れても飲める。カフェインがゼロで苦味は少なく、さわやかでまろやかな味わい。独特の香ばしい風味は「効きそう」な感じだ。

 ルイボス茶とは、マメ科の針葉樹「ルイボス」の葉から作られる。世界中でも南ア南西部のセダーバーグ地方でしかとれない、非常に希少な「特産茶」。日本での知名度は高くなかったが"W杯景気"の影響もあり、注目度を増している。

 南アのルイボス茶トップメーカー「ルイボス・マーケティング」日本支社代表で、日本で最大シェアを誇る輸入販売会社「ルイボス・マーケティング・リミテッド」社長クリントン・ガス氏によると、南アから日本への同茶輸出量は、08年が約331トンだったが、09年は約380トンに増加。今年は年間400トンを突破しそうな勢いという。2年前に比べ、約2割増えている。ガス氏は「南アフリカが注目されたことで、ルイボス茶も注目され、年間400トンペースまで増えた。『W杯効果』があったと思う」と分析した。

 有名飲食店などがルイボス茶を扱い始める動きも出ている。洋菓子メーカーの銀座コージーコーナーでは5月21日から期間限定で、ルイボス茶を使ったカップデザートを全国店舗で販売。一部喫茶併設店ではルイボス茶も飲める。同社では「好評です。ノンカフェインでおいしく、美容にもいいので、南アが注目されているこの機会に広まればと思います」と話した。

 元サッカー日本代表中田英寿氏(33)がプロデュースする東京・原宿の期間限定店「ナカタドットネットカフェ2010」でも同茶メニューを出している。また、人気ラーメン店「一風堂」では卓上に水代わりにルイボス茶を置き、好評を博している。
 ルイボス茶、南アでは一般的な飲み物だ。「南アフリカでは、日本におけるウーロン茶みたいにポピュラー。友人宅に行けば『紅茶? それともルイボス茶?』というのが当たり前なんです」(ガス氏)。

 注目の背景には「健康茶」という側面がある。体の"サビ"を抑制する抗酸化作用があるとされるポリフェノールのうち、希少成分を複数含有。美肌効果が期待される「フルーツ酸」も含んでいる。タンニンが少なく、ノンカフェインのため赤ちゃんからスポーツ選手までゴクゴク飲めるとか。在日南アフリカ商工会議所会頭でもあるガス氏は「W杯のおかげで、新しい取引先や問い合わせも増えている。W杯が終わっても、この効果は続くと思う。今後は年間1000トンの輸出を目指したい」と話した。【広部玄】

500ミリボトルが157円

 ガス氏によると、ルイボス茶は、先住民が古くから飲んでいた。約100年前、南アに本格定住するようになった白人も、先住民が飲んでいるルイボス茶を見て飲むようになり、広まり始めたという。80年代ごろ、輸出が始まった。乾燥した灼熱(しゃくねつ)の厳しい環境で育つため、強い生命力を持ち、人間の体にいい成分を含むようになったとみられる。刈り取ったルイボスの葉を、乾燥させるなどして茶葉に加工。真空パックにして日本などへ輸出するという。ルイボス・マーケティング・リミテッド社が販売する商品は500ミリリットル入りペットボトルが157円(税込み)、2グラム×10袋入りティーバッグが315円(同)。


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