「ブブゼラ」持ち込み制限か！健康に問題？

　南ア組織委員会のジョーダン最高責任者は１２日、Ｗ杯試合会場への「ブブセラの持ち込み制限を検討している」と明かした。個性的な「音色」を奏でる民族楽器は、開幕前から注目されてきたが、開始３日目にして批判が相次いでいる。英紙サンは、最高１４４デシベルに達するブブゼラの轟音は「銃声やロックコンサート以上。１３７デシベルを超えると健康上の問題がある」と厳しく指摘。「試合前の国歌が聞こえない」という深刻なクレームもあり、組織委員会としても無視はできない。
　開催国の南ア（Ａ組）主将DFアーロン・モコエナ（２９）は「ブブゼラは我々の魂の叫び。大きな武器であり、１２番目の選手だ」と話しているが、大会期間中に「南アのシンボル」がスタジアムから消える可能性もある。（春日洋平通信員）