岩政を育てた「素晴らしい出会い」
2010年5月17日
<岩政大樹:取材後記>
東京から飛行機、バス、電車、車を乗り継ぐこと、5時間半。青々と広がる瀬戸内海、緑の木々がうっそうと茂る山々、ゆったりと流れる時間…。周防大島という自然に囲まれた環境は、日本代表選手が生まれるとは思えない、のんびりとした場所だった。
岩政が通学した沖浦小学校は当時、全校児童は80人ほど。沖浦中も1学年20人ほどの生徒数の中で、母英子さんは「小学生のころは、負けん気だけでサッカーをやっていた感じ。上級生に混じって夢中でボールを追っていた」。都会の雑音も、誘惑もない島だからこそ、好きなサッカーを無心で楽しむことができたのだろう。
サッカーをする過程で、父薫さんは「素晴らしい出会いが、その都度あるんです。大樹は」と振り返る。小学校高学年の時に選抜された周東FCの小崎実監督は、永大産業の主力として天皇杯準優勝の経験がある。中学時代の渡辺義成監督も永大産業の選手。「島にいながら、サッカーの勉強ができた」(英子さん)。
そして東京学芸大に入学後、大学サッカー界屈指の理論派瀧井敏郎氏の指導を受ける。ゾーンプレスの信奉者の卓越した理論に感銘を受けた岩政は、どんどん「サッカー脳」を進化させた。ある日、母英子さんが「大樹、あなたは気持ちでサッカーをやってきたんでしょ」と話すと、岩政は「母さん、その時期は終わったんだよ。それだけではダメなんだ」と返したという。のびのびと自分の意志で育ち、タイミングの良い出会いに恵まれた。だからこそ、岩政大樹の今がある。【菅家大輔】
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