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小島茂師わが子を育てるような馬への愛情

2010年3月19日

<小島茂幸・取材後記>
 初めて茨城・美浦トレセンに取材に行った。まず、その広さに驚いた。総面積約223万平方メートル(東京ドーム48個分)の敷地内に、常時約2000頭を超える競走馬がレースに備え、日々トレーニングを積んでいる。最寄り駅からタクシーで向かった。正門には警備員が立ち、タクシーを降りなければならなかった。トレセン内は何事も馬が優先。万が一の事故、わずかな音にも敏感な馬を刺激しないためだ。

 取材した小島茂師は調教してきた馬を「あの子は」と表現し、その性格を説明してくれた。例えばクィーンスプマンテの場合、「あの子はどこにいっても平気なタイプ。心の中では動きがあるが表面には出さない」。08年10月の秋華賞を11番人気で制覇したブラックエンブレムについては「あの子は気が強い。普通に燃え尽きちゃうとこがあって。いいんだよいいんだよとなだめながら調整する」。文字通りわが子を育てるような接し方に、馬への愛情を感じられた。

 また、馬の繊細さも学んだ。「同じ道ばかり歩くと緊張感がなくなり、モチベーションが落ちる」。といって「やみくもにたくさんの道を歩かせるとパニックになる」。「馬は集団の生きもの。みんなと行動することで頼り合う。ふだん一緒にいない馬と行動させるとストレスを感じる」など。人間に共通するものを感じた。さて、逆風の岡田ジャパン。メンタル面でも、本番でいつも以上のパフォーマンスを発揮できる状態で挑んで欲しい。【塩谷正人】


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奇跡に挑む者たち
奇跡に挑む者たち
 日刊スポーツ紙面では「世界4強 岡田ジャパン 奇跡へ」を連載中です。「奇跡」をキーワードにいくつかのテーマに分け、現在は日本代表23選手のルーツを探る「奇跡に挑む者たち」を連載しています。ニッカンコムでは、各回の「取材後記」を掲載しています。紙面とあわせてお楽しみください。

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