日刊スポーツの南アフリカW杯特集ページです。

  • 日刊スポーツIDについて


ここからこのサイトのナビゲーションです



厳しい冬を越えて…JFL1年生山雅の戦いが楽しみ

2010年3月13日

 〈松本山雅FC・取材後記〉
 2月下旬、JFLの開幕(3月14日)に向けて練習に励む松本山雅FCの取材に訪れた。長野県・松本市営サッカー場のピッチの芝生は大半がはげ、積雪の影響からかグラウンドはデコボコ。紅白戦では、ボールがイレギュラーバウンドの連続だ。足を滑らせる選手もいた。その足元はスパイクシューズでなく、トレーニングシューズだった。

 本来、グラウンドに足を取られないよう、靴底にスタッドの付いたスパイクシューズを履くのが通常だ。しかし、靴の裏がフラットに近い、いわば「ランニングシューズ」でボールを蹴っていた。足を滑らせるのも無理はない。チーム関係者によると、寒冷地ゆえ、冬場は芝生保護の理由でスパイクシューズの使用は禁じられているという。

 その数日前、同じJFL所属の町田ゼルビアは東京Vグラウンドで、青々とした芝生で練習試合を行っていた。試合も東京Vを相手に1-0の勝利し、仕上がりの良さをアピールした。同じJ2昇格を目指すJ準加盟申請クラブ同士。山雅の現状に、地域格差を痛感した瞬間だった。

 昨季の山雅は、春から夏にかけて行われた北信越リーグは4位とつまずいた。しかし夏場からチームをつくり直した結果、秋以降の全日本社会人、全国地域リーグ決勝大会は11戦無敗。天皇杯では、あの浦和も破った。つまり冬場の練習環境の悪さが影響し、「春秋制」のシーズンではチームづくりの遅れが出やすい。

 それでも吉沢監督は「純粋でまっすぐな選手たちばかり。サッカーができる環境を喜び、常に一生懸命やってくれている」という。JFL1年生。地元では「ガンズ」の愛称で親しまれる山雅が、どんな戦いを見せてくれるのか。取材を通して、新たな楽しみができた。【佐藤隆志】


この記事には全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • ツイッター
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは

奇跡に挑む者たち
奇跡に挑む者たち
 日刊スポーツ紙面では「世界4強 岡田ジャパン 奇跡へ」を連載中です。「奇跡」をキーワードにいくつかのテーマに分け、現在は日本代表23選手のルーツを探る「奇跡に挑む者たち」を連載しています。ニッカンコムでは、各回の「取材後記」を掲載しています。紙面とあわせてお楽しみください。

最近のエントリー


ニッカンスタジアムへのご参加はこちらから

[受付終了]Q33 オランダvsスペインの勝敗は?

解答期限
[07/12 03:30]

海外代表ニュース

記事バックナンバー

日本代表ニュース

記事バックナンバー

A組
南アフリカ
メキシコ
ウルグアイ
フランス
E組
オランダ
デンマーク
日本
カメルーン
B組
アルゼンチン
ナイジェリア
韓国
ギリシャ
F組
イタリア
パラグアイ
ニュージーランド
スロバキア
C組
イングランド
米国
アルジェリア
スロベニア
G組
ブラジル
北朝鮮
コートジボワール
ポルトガル
D組
ドイツ
オーストラリア
セルビア
ガーナ
H組
スペイン
スイス
ホンジュラス
チリ









大会データ 得点ランキング、日本代表全成績、W杯ヒストリー、歴代得点王&MVPなど



  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 南アフリカW杯
  3. コラム
  4. 奇跡に挑む者たち

データ提供

(株)日刊編集センター/InfostradaSports

ここからフッターナビゲーションです