南アで東欧美女が出稼ぎ風俗！

　「夜のＷ杯特需」を求め、ルーマニアなどの東欧系美女多数が、南アフリカのネオン街へ期間限定「夜の出稼ぎ」に行っている。治安悪化が伝えられる南アだけに、まさに"決死の覚悟"。「ストリップバー」と呼ばれるセクシー系クラブで働く女性が多いが、店と住居の往復は、ボディーガード付きの厳戒移動。しかし、各国から多数の男性が集まる時期だけあって、日本円にして月数百万円稼ぐツワモノもいるという。中には売春に手を染める女性も...。

　各国の夜の街で働く外国人女性と太いパイプを持つ外国人クラブ関係者によると、「Ｗ杯特需」を求めて南アに渡っているのは、ルーマニア人女性ら東欧系が多い。ヨハネスブルクなど大都市のネオン街に複数ある「ストリップバー」「トップレスバー」と呼ばれるクラブで、露出度の高い服を着て、柱を使ったセクシーな踊り「ポールダンス」をしつつ接客しているケースが目立つという。

　ヨハネスブルクは「世界最悪の犯罪都市」とも評されるほどの危険地域。そのため、女性らは店側が手配したボディーガードに守られ、厳戒態勢の中、住居と店を連日往復しているという。クラブ関係者は「南アに出稼ぎに行った東欧系女性たちは、危険を冒しても巨額マネーを稼ぐという『決死の覚悟』だ。一方、南ア出稼ぎについて声を掛けられた日本人女性も複数いたが、知る限りだれも行かなかったようだ」と話した。

　女性らの多くは、Ｗ杯特需を見込んで、長期間有効な労働ビザを取得するなどして昨年から南ア入り。Ｗ杯関連業務で現地に滞在している欧米系商社マンらが上客といい、通常の給料のほか「プライベートダンス」というマンツーマンの密着ダンスなどでチップをもらい、稼いでいるという。

　「ストリップバーなどで働く女性は、平均して日本円にして月１００万円前後は稼いでおり、中には３００万円くらい稼ぐ人もいる。１年間働けば、母国で家を建てても金がかなり残る計算。中には男性客と個人的に売春している女性もいるようだ」（同関係者）。

　現地南アの旅行会社社員も「最近、ストリップバーで稼ぐ旧ソ連・東欧系女性が増えている、という話は聞いている」と証言した。

　ヨハネスブルクにあるストリップバーのホームページを見ると、サッカーのユニホームを着た美女の画像や「ＷＯＲＬＤ　ＣＵＰ２０１０」の文字があり、明らかにＷ杯集客を狙っている雰囲気。しかし店の場所を調べると、ヨハネスブルクでも「最も危険なエリア」と言われるヒルブロー地区だった。客が店に行くのも"命がけ"か。

　海外繁華街事情に詳しい風俗ライター出町柳次氏は「旧ソ連や東欧諸国の民主化以降、ルーマニアなどの女性は『稼げる』日本などに出稼ぎに来る現象があったが、１０年くらい前から日本への入国が厳しくなって以降、欧州諸国などにその場を移していた。そうした中、欧州よりもはるかに稼げる南アに、危険もかえりみず『突撃』している側面もあるようだ」と話している。【広部玄】