Sawbona（こんにちは）南アフリカ

【現地発南ア通信】11言語表現集、お土産にも

2010年4月06日

　南アフリカの公用語は全部で１１言語。英語、アフリカーンス語に、黒人のズールー語、ソト語、コーサ語などがある。Ｗ杯の観光客向けに「ハロー・サウスアフリカ」というタイトルで、この１１言語による会話表現集が出版された。著者はグラフィックデザイナーのマーク氏と、妻で英語の発音指導を行うミシェルさんのマクドナルド夫妻だ。
　南ア国内の一定の場所で英語が通じるが、地域によって話す言語が違う。例えばアフリカーンス語はプレトリアやケープタウンで多く使われるが、ダーバンなど東海岸地域はズールー語と言った具合だ。黒人が多く住む地方となると、英語があまり通じないところもある。地域ごとの言語分布図も載っており、試合を追って長距離移動する人、南アの言語文化に触れたい人にはお勧めの１冊だ。縦１５センチ、横１１センチのポケットサイズ。１８８ランド（約２４００円）と高めだが、空港や国内の書店で売られている。思い出の１冊、いいお土産にもなるだろう。（エリス・マシャカ通信員）