Sawbona（こんにちは）南アフリカ

【南アフリカNOW】不老長寿のルイボス茶

2009年12月09日

　南アフリカはかつての宗主国が英国とあって、さまざまな種類のお茶がある。緑茶もあれば、紅茶にチャイ、ラベンダー、チェリー風味などいろんな味を楽しめる。南ア特産の赤いお茶「ルイボスティー」もここでは欠かせない飲み物だ。飲食店のメニューには必ずあり、食後に「ティー」とだけしか言わないと、ブラック（紅茶）かルイボスティーなのか尋ねられる。

　ルイボスティーの原産地は南アだけだ。それも喜望峰の北西にあるセダーバーグ山脈地帯にだけ自生している。お茶と言えばツバキ科の植物だが、ルイボスティーはマメ科の植物。ミネラルが豊富で抗酸化作用が高く、高血圧、動脈硬化、整腸、ボケ防止などあらゆる効能があるとされ、不老長寿のお茶として愛飲されている。

　メーカーによって多少の価格差はあるが、通常のティーバッグ４０個入りは約１５ランド（１９５円）。日本の４分の１の低価格だ。ワインとともに、お土産として買っていく日本人は多い。御歳９１のマンデラ元大統領が元気なのは、ルイボスイティーのおかげ？　なのかもしれない。（エリス・マシャカ通信員）