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【Sawbona! W杯】ひげベッカム 2つの野望

2009年11月17日

W杯優勝&126キャップ

 イングランド代表史上初の4大会連続のW杯出場を狙うMFデビッド・ベッカム(34=MLSギャラクシー)が、サッカー人生の集大成として、ある「野望」を抱いている。まずは「W杯に優勝してトロフィーを掲げたい」。そして、もう1つは「最多キャップ数を獲得したい」だ。イングランド史上最多はピーター・シルトンの持つ125試合で、ベッカムは2位の115試合。前人未到の「ダブル・クラウン(2冠)」を達成し、記憶にも、記録にも残る選手になるという夢はかなうのか。(春日洋平通信員)

 ベッカムが偉業に挑む。来年の本大会に出場すれば、イングランド選手としては前人未到の4大会連続出場になる。正確に言えば、ボビー・チャールトンも4大会連続で招集されたが、58年大会は1試合も出場していない。南アフリカのピッチに立てば、ベッカムが初めて4大会にわたってプレーした英国人になる。そして66年大会以来、44年ぶりの優勝を狙っている。

 ベッカム 出場時間はラスト15分でも、5分でも構わない。すべての代表戦に出場してチームに貢献したい。そして悲願のW杯のトロフィーを、南アから母国へと持ち帰りたいんだ。

 今季も12月下旬からACミランにレンタル移籍する。34歳のベテランはMLSのシーズン終了後から休む間もなく、「W杯出場のため」に欧州に戦いの場を移す。好選手がそろうイングランド代表では今や交代要員でしかないが、その情熱は衰えることはない。ベッカムには「キャップ数」という、もう1つの「野望」があるからだ。

 これまで積み上げたキャップ数(出場試合のみ。招集のみやベンチ入りだけの場合はカウントされない)は、歴代2位の115試合。前回W杯は主将として優勝を目指したが、準々決勝でポルトガルにPK戦の末に敗れた。大会後に就任したマクラーレン監督から戦力外通告を受け、「100試合まであと6試合なんだ。外さないでくれ」と涙を流して嘆願した。

 山あり谷ありの代表人生だからこそ、110試合目の節目の際には「代表の座を失い、ワン・オー・ナイン(109)に到達できるなんて夢にも思わなかった。それが、この試合でワン・オー・テン(1010)になった!」と叫んだ。数字に弱く、相変わらずの天然ボケのベッカムだが、かえって代表への強いこだわりを示すエピソードだ。

 W杯優勝とともに、シルトンの持つ125試合を破るのが夢だ。記録更新まであと11試合。来年5月末に計画されている日本戦を含め、本大会までに3試合が予定され、本大会で優勝すれば、さらに7試合が加算される。現時点では10試合のプラスだが、12月の組み合わせ抽選の結果次第では、大会直前の強化試合がさらに増える可能性がある。

 招集された11月14日のブラジル戦は、所属するギャラクシーがプレーオフに進出したため、泣く泣く辞退した。皮肉にも、全米制覇というもう1つの「野望」に足を引っ張られてしまった格好だ。W杯優勝の舞台で最多キャップも獲得する-。奇跡を信じて、ベッカムは夢を追い続ける。

ひげそりのCM満了で伸び放題に

 ベッカムは英国サッカー史上最強の「マーケティング・マシン」だ。09年度の英サンデータイムス発表の長者番付では、総資産は1億2500万ポンド(約189億円)。サッカー、スポーツ選手の2部門で断トツの1位に輝いた。英国全体でも616位から426位にランクアップ。昨秋起きた世界同時不況も、ベッカム・ブランドにはあまり関係なかったようだ。

 ただし全盛時のマンチェスターU、Rマドリード時代に比べ、露出度の減少に伴い、スポンサー収益が落ちているのも事実だ。ひげそりの「ジレット」との契約が満了となったことで、自由にヒゲを伸ばすことも可能になった。10月のW杯予選にはクマのような「ヒゲ面」で登場し、英各紙は裏面(スポーツ1面)で大きく取り上げた。メディアの注目度では、やはり別格。来年5月には35歳を迎えるが、夢の2冠となれば、商業価値まで史上最高になりそうだ。

 ◆キャップ数 世界最多は、サウジアラビアのモハメド・アルデアイエ(37=アルヒラルGK、90~06年)で181試合、2位でメキシコのクラウディオ・スアレス(40=MLSチバスDF、92~06年)が178試合で続く。ともに代表からは遠ざかるが、今も現役選手として活躍している。攻撃の選手より守備側の選手の方が比較的キャップ数は多い。守備は経験に基づく部分が大きく、攻撃はコンディションに負うところが大きい。その差が表れているようだ。

 ◆ピーター・シルトン 1949年9月18日、英国レスター出身。66年にGKとしてレスターでプロデビューし、47歳だった97年にレイトン・オリエントで引退。31年間でリーグ戦1000試合以上に出場した。70年に代表デビューし、82、86、90年と3大会連続でW杯出場。86年大会ではアルゼンチンのマラドーナに「神の手ゴール」「5人抜きゴール」を決められた。現役時は身長185センチ。


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