Sawbona（こんにちは）南アフリカ

【南アフリカNOW】個性豊かなサポーター

2009年10月16日

　南アフリカの１部リーグには全１６チームある。オランダが最初に入植した名残から「アヤックス」や、日本人にもおなじみの「セルティック」もある。スタジアムを訪れると、Ｗ杯に使用される立派なところもあれば、草サッカー場のようなところもある。そしてプレー内容より、サポーターの個性がそれぞれ出ていておもしろい。サポーターに圧倒され、普段のプレーができない若手もいる。

　熱心な黒人サポーターたちはブブゼラを吹き鳴らし、チームの旗を掲げてフィールドの周囲を行進しながら応援する一団もいる。工事用のヘルメットに高い角をつけるなど、さまざまな趣向をこらした「マカラパ」と呼ばれるかぶりものをする人も多い。

　電話会社がスポンサーの大会で受話器を片手に話し中のパフォーマンスをする人、ほかにも聖書を片手の空を仰ぐ人、何枚もの食パンを持ち応援している人などの姿も。そんな彼らを見ると、試合の内容よりも、自分のパフォーマンスを楽しんでいるようだ。ゲームがショーであるように、サポーターたちにとってもサッカースタジアムは、自分を表現する最高の舞台なのかもしれない。（エリス・マシャカ通信員）