Sawbona（こんにちは）南アフリカ

【南アフリカNOW】フンは拾いません

2009年10月07日

　南アフリカでは防犯もあり、犬を飼っている家が多い。わが家でも黒いラブラドルの雄を飼っているが、大型、小型など合わせて３～４頭いる家も珍しくない。一定期間借りられるレンタル犬のシステムも整っており、月１０００ランド（約１万３０００円）くらいでエサ代、医療費も含まれている。レンタルの場合、ジャーマンシェパードが主流で不審者を見たらほえるように訓練されている。

　近所に広大な敷地の公園があり、犬の散歩によく出かける。週末はブライ（バーベキュー）を楽しむ家族連れもいるが、平日は犬の散歩に来る人たちによく出会う。飼い主のコミュニティーもあり、愛情込めてしつけられた犬たちは行儀もいい。ただし広い芝生の園内を気ままに走り回り、好き勝手にフンをするが、誰一人として「落とし物」を片付ける人はいない。ペットショップではフン取りキャッチャーも売られているが、あまり売れていない。

　南アは空気が乾燥しているので悪臭もなく、すぐに土の一部と化してしまうようだ。犬の自然な栄養物が、緑豊かな公園に貢献しているのかもしれない。（エリス・マシャカ通信員）