2010年6月24日
高地のスタミナ配分がカギ
<3番勝負 デンマーク戦>(下)
これまでの戦い方を変える必要はない。けが人が出た場合を除いて、メンバーもシステムも変更する理由がない。まずは失点をしない意識を高く持てばいい。左サイドの大久保と長友、右サイドの松井と駒野のコンビは抜群にいい。デンマークもサイドの攻防が得意だが、簡単にクロスを上げさせたりはしないだろう。強固な守備ブロックをつくって、相手の持ち味を消しにいく。そこからいかに勇気を持って戦うことができるか。
高地での戦いだけに、日本はスタミナ面では優位に立つ。どう配分するかが、勝敗を分ける。そこで、キーマンとなるのは遠藤だ。彼が指揮者となって、どのタイミングで攻撃を仕掛けるか。パスをつなぐか。あるいは攻撃を自重して守りを重視するのか。彼がスイッチを入れた時に、チーム全体が同じ意思を持ってプレーできるか。試合の流れを見極める能力が日本で最も高いのは遠藤。彼がパスのリズムをつけ、味方にメッセージを送ることが重要になる。
「引き分け以上でOK」という条件は心理面で日本に大きく有利となる。試合中に相手の表情を見ながら、心理を読んでプレーすればいい。焦っている相手に何も攻撃を仕掛ける必要はない。時にはボールキープを意識したプレーをして、じらすのも有効だ。遠藤中心に効果的にプレーしてほしい。
中沢と闘莉王はベントナーの高さに十分、対抗できる。アンカーの阿部も"掃除屋"として空いたスペースを埋め、簡単にやられる場面はないだろう。カメルーン戦もオランダ戦も完全に崩された場面はなかった。日本が決勝トーナメントへ行くためには、GK川島が最後のとりでになって好セーブを連発する必要もあるが、彼の好調さも日本にとって明るい材料だ。(日刊スポーツ評論家、フジテレビ・スーパーニュース・スポーツキャスター)
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