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2010年6月23日

岡崎、玉田で裏狙え

<3番勝負 デンマーク戦>(中)
 引き分け以上で決勝トーナメントへ行けるが、デンマークから勝ち点3を確実に取れるという確信がある。組織力は世界でトップクラス。だが、後半に入ると運動量がガクッと落ちる選手もいる。スタミナでは、はるかに日本が上回っている。日本が目指す「走り勝つサッカー」を体現できる相手と言える。

 攻撃の要であるFWトマソンは33歳、MFヨーゲンセンは34歳。さらにエースのベントナーの体調も万全ではない。デンマークは3戦とも高地で戦わなくてはいけない。日本の2試合目は標高0メートルのダーバンで行われたことも優位となる要因のひとつだ。消耗度はデンマークの方が激しく、南アフリカ特有の気候が日本に味方する。

 初戦のオランダ戦、後半に入り2失点した。明らかに前半に比べ、攻守の連動性に陰りがあった。オランダは低空クロスでDFラインの背後をつき、切り崩した。後半11分、フェンペルシーの左クロスから誘った先制のオウンゴールも狙い通りの形だ。日本はアーリークロスの練習を繰り返している。サイドの選手がどんどんクロスを上げて、FWが裏を狙う形をつくっていきたい。日本には、岡崎、玉田とスピードで勝負できるFWがいる。2人を使わない手はない。

 だが、日本のここまでの2試合では、DFの裏をつく回数も少なかったし意識も低かった。流れの中で奪った得点のほとんどが、岡崎らが裏をとり、チャンスをものにしていた。正直、物足りなさを感じている。修正が必要だ。

 デンマークの守備は組織的だが、W杯本番になって、思わぬ形で失点するなど、決して好調とは言えない。堅守がほころび始めているように感じる。攻撃陣は相手の息の根を止めるつもりで仕掛けてほしい。(日刊スポーツ評論家、フジテレビ・スーパーニュース・スポーツキャスター)


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永島昭浩「スーパーゴォ〜ル」
永島昭浩(ながしま・あきひろ)
 1964年(昭和39)4月9日、神戸市生まれ。御影工から83年に松下(現G大阪)入り。4年目からFWの定位置をつかみ90年度の天皇杯優勝などに貢献した。94年に清水に移籍し、95年から引退する00年まで神戸で活躍。J通算165試合65得点。日本代表Aマッチ4試合出場。フジテレビ・スーパーニュース・スポーツキャスター。

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