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【Sawbona! W杯】ジーコからの手紙

2009年7月28日

拝啓 日本代表様

 来年のW杯で4強入りを目指す日本に向け、元日本代表監督のジーコ氏(56=現CSKAモスクワ監督)から日刊スポーツに激励の手紙が届いた。前回W杯ドイツ大会で日本代表を率いたが、無念の1次リーグ敗退。しかし、自らが鍛えたMF中村俊、DF中沢は今なお、代表チームの中核として活躍する。ジーコ氏は「練習に打ち込め、自信を持て」と奮起をうながし、そして期待を込めて4強入りは「可能」とした。【構成・佐藤隆志、取材協力 エリク・カステリェロ(ガゼッタ・エスポルチーバ・ネット)】

 拝啓 日本代表様

 現在のサッカー界では、日本がW杯で4強に入ることは十分に可能なことだと思います。もちろん簡単なことではありません。選手のコンディションにもよるし、対戦相手にも左右されるでしょう。W杯に「勝利の方程式」など存在しません。最強と呼ばれるチームの主力選手が大会直前に負傷し、欠場することだってあります。また、期待された選手が疲労を抱えて思い通りに活躍できなかったり、と数多くの要因が絡んできます。3~4年かけた計画が無駄にならないよう、何事にも注意を払い、自分たちの力を信じることが何より大事です。

 世界の強豪国に比べ、日本は地理的に欧州や南米から離れているため、交流の機会があまりないのは確かにハンディでしょう。それでも日本選手は自分の能力にもっと自信を持ってほしい。日本は科学技術の分野でめざましい発展を遂げた国なんです。組織としてよく訓練されており、常に一丸となって物事を覚えようとする点も強みでしょう。自信を持って物事に取り組めば、世界のサッカーシーンでも、さらなる進歩が望めるはずです。

 正直、前回のW杯後から今日まで、私はあまり日本代表の試合を見ていません。それでも中村俊が成長していることは聞いています。彼はもうベテラン選手ですが、以前からまだまだ成長する余地があると信じていました。現在の代表では中村俊が攻撃の起点であり、彼からベストプレーが生まれていることと思います。また、チームを率いる岡田さんはとても優れた監督です。彼が不自由なく仕事に集中する意味でも、日本協会の支援が大切になります。私が代表監督だった時も、協会からは全面的なサポートを受けましたからね。

 日本はW杯で南米、欧州やアフリカなど各大陸のチームと対戦することになるでしょう。それぞれのチームが異なるスタイルでプレーしますが、アジアのチームがパワーと技術を兼ね備えることは厳しいと思います。日本選手はスピードと戦術を絡めたプレーに専念し、得点チャンスを無駄にしないことが重要になってくるでしょう。試合では、絶好機を逃してはいけない。その得点力を上げるためには練習の上にさらに練習を積み重ね、心理面まで鍛える必要があります。

 来年のW杯に向けて私からの助言は、とにかく練習に打ち込むこと、そして自信を持つこと。ほかに「勝利の方程式」なんてありません。私が築いた基礎となる選手が今も頑張っていることを誇りに思い、日本が4強に勝ち上がれるように応援しています。

          敬具

7月27日     ジーコ

 ◆ジーコ 本名アルトゥール・アントゥーネス・コインブラ。1953年3月3日、リオデジャネイロ生まれ。ブラジル代表でペレに次ぐ67得点(89試合)を挙げ、W杯に3度出場。91年に鹿島の前身住友金属入りし現役復帰。J初年度の93年度第1ステージで鹿島を優勝に導き94年に引退。02年7月に日本代表監督就任も、06年W杯ドイツ大会で1次リーグ敗退。同年7月にフェネルバチェの監督に就任し、07-08シーズンはチームを欧州CL8強に導き、08年6月に退団。ウズベキスタン・クルブチ監督を経て、現在はCSKAモスクワ監督。


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