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　チリの地元夕刊紙「ラ・セグンダ」は１３日付の紙面で、日本サッカー協会が岡田武史監督（５３）の後任候補としてリストアップしていたチリ代表のマルセロ・ビエルサ監督（５４）が、チリ協会と契約延長で基本合意すると報じた。

　同紙は「ビエルサの続投で基本合意に達しており、正式サイン待ち。チリ協会によると木曜日（１５日）には正式な会議が行われて決定される。代表だけでなく、年代別代表などチリサッカー全体の強化に携わる。年俸は２００万ドル。契約は少なくとも１１年の南米選手権まで」と報道。事実なら日本協会の後任監督人事に大きな影響を与える。

　後任監督人事を担当する原博実強化担当技術委員長は、ビエルサ監督の手腕を高く評価してきた。１３日に南アフリカから帰国した際も、後任候補の具体例として「例えばだが、今回いい成績を残し、協会から契約延長をオファーされている監督もいる」と話し、ビエルサ監督の契約問題の経過を慎重に見守る姿勢を示していた。

　契約延長が事実ならば、日本協会の後任監督人事は元アルゼンチン代表監督ペケルマン氏を中心に進んでいくことになる。犬飼会長は「まず日本代表のＷ杯での総括をして、その上でどこを補い、そのためにはどういう監督に任せたらいいかを考える」と監督人事の流れを示してきた。Ｗ杯でチリを決勝トーナメントに進出させて知名度を上げたビエルサ監督をリストから外すことになり、日本代表監督の後任人事はますます目が離せない。

　［2010年7月15日9時0分　紙面から］

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マルセロ・ビエルサ

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