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3度目の準V泥臭く散ったオランダ/決勝

肩を落として表彰台へ向かうオランダの選手たち(撮影・PIKO)
肩を落として表彰台へ向かうオランダの選手たち(撮影・PIKO)

<W杯:スペイン1-0オランダ>◇決勝◇11日◇サッカーシティー

 前半開始48秒、オランダFWファンペルシーがラフプレーの口火を切った。相手MFブスケツの右ひざ裏を蹴り抜いて最初のファウルを受けた。同15分には相手DFカプデビラの右足首へのスライディングタックルでイエローカード。MFデヨングは同28分、格闘技ばりの右前蹴りをMFシャビアロンソの胸へ食らわせた。一発退場でもおかしくない危険なプレーだった。

 オランダの反則は28を数えた。1チームでの警告9は、ポルトガルの06年決勝トーナメント1回戦オランダ戦に並ぶワースト記録。ファンマルウェイク監督は「両チームが多くのファウルを犯したことは決勝戦として残念なこと。本来の我々のスタイルではないが、美しいサッカーができなくても勝ちたかった」と話した。なりふり構わぬ激しいチェックでスペインのパスサッカーのリズムを崩した。

 今大会の代表は国内から「守備的」という激しい批判にさらされた。それでも勝利にこだわるスタイルを捨てなかった。MFファンボメルは前日会見で「ゲームメーカーに仕事をさせないことが最も重要なポイントだ」と話した通り、デヨングとともに、相手の攻撃の要MFシャビとイニエスタを苦しめた。それでも勝てなかった。

 リスクを負った激しいチェックは最後に破綻(はたん)した。気持ちの高ぶった選手たちは判定にしつこく抗議し、不要なファウル、警告を連発。延長後半4分にDFハイティンハが2枚目のイエローカードで退場すると、地力で上回るスペインの攻撃を抑えきれなかった。

 74年、78年に次ぐ3度目の準優勝。悲願の優勝はまた、寸前でオランダ代表の手から滑り落ちた。「ベストのチームが勝った。それがスポーツだ」。ファンマルウェイク監督は自分たちに言い聞かせるように繰り返すしかなかった。

 [2010年7月13日9時34分 紙面から]


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