南アフリカW杯
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スナイデル30ｍＦＫなどで圧勝／オランダ

　Ｗ杯決勝は１１日（日本時間１２日）、ヨハネスブルクのサッカーシティー・スタジアムで行われ、スペイン－オランダがともに初の王座をかけて争う。日本ではちょうど、参院選の投開票日。そこで、両国在住の日刊スポーツ通信員に、チームの応援党首になってもらった。すっかり党首気分のスペイン山本孔一（３６）、オランダのエリーヌ・スウェーブルス（４３）両通信員は、風刺を利かせて相手を挑発し、威勢のいい公約を打ち出した。公約が実現するのは果たしてどっち？

＜オランダ：エリーヌ・スウェーブルス通信員＞

　世界の国々が集まって頂点を決める大会で、欧州の国同士が戦うのはうれしいことです。特にオランダは小さな国ですから、なおさらです。全勝で決勝に進出した今回は、オランダをサッカー界の地図に載せるチャンスです。スペイン？　彼らのサッカーを育てたのは、我が国最高の選手、クライフです。彼がバルセロナ監督として、魅力的なサッカーをつくりました。スペインが決勝に出られるのは、オランダのおかげです。

　我々の強みは、どこからでも点を取れるということです。今大会はＦＷロッベン、カイト、ファンペルシー、ファンデルファールトだけでなく、ＭＦスナイデル、ＤＦファンブロンクホルストも得点しています。ベンチでもエリアらが首を長くして出番を待っています。スペインはどうでしょうか。ビリャ以外にだれが決めるんでしょうか？

　決勝前に、スペインＤＦセルヒオラモスが、Ｒマドリードでチームメートだったスナイデルにメールを打ったそうです。「お前はもう（インテルで）３冠を取っているんだから、手加減してよ」って。ビビッている証拠ですよね。

　迷いはありません。ファンペルシーの右足、ロッベンの頭、スナイデルの３０メートルＦＫで圧勝です。最高のプレーを最後まで取っておいたオランダが、３－０で勝ちます。

　［2010年7月11日8時45分　紙面から］