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イタリア敗退カテナチオ崩壊3失点/F組

敗退が決まり、クアリャレラ(右)の肩を抱くカンナバロ(ロイター)
敗退が決まり、クアリャレラ(右)の肩を抱くカンナバロ(ロイター)

<W杯:スロバキア3-2イタリア>◇1次リーグF組◇24日◇エリスパーク

 前回覇者のイタリアが、スロバキアに敗れ、1次リーグで敗退する波乱が起きた。前半25分にパスミスから失点するなど、堅いはずの守備が崩壊した。W杯での3失点は、70年メキシコ大会決勝でブラジルに4失点して以来だった。イタリアは2分け1敗と、1勝もできぬままF組最下位で姿を消した。イタリアの1次リーグ敗退は74年西ドイツ大会以来36年ぶりとなった。ニュージーランドに0-0で引き分けたパラグアイが勝ち点5で1位通過、初出場のスロバキアも同4で決勝トーナメント(T)に進出した。

 イタリアのカテナチオ(かんぬき)が、開いてしまった。前半25分にパスミスから失点。後半28分にも1点を失った。同36分にFWディナターレのゴールで1点を返し、追撃ムードを高めるも逆に44分に追加点を許した。後半は攻めた。しかし、堅いはずの守りが機能しなかった。3試合連続で先制点を許し、常に追う展開が続いた。ここからイタリアのサッカーは狂っていった。

 W杯での3失点は、70年メキシコ大会の決勝以来、40年ぶりのことだった。ペレを擁するブラジルを相手に4点を失い、準優勝に終わっている。2分け1敗で、1勝もできぬままF組の最下位で決勝T進出を逃した。3試合を通じて1度もリードを奪うことすらできなかった。1次リーグ敗退は74年西ドイツ大会以来、36年ぶりのこと。イタリアらしさが、まったく出せなかった。

 マルチェロ・リッピ監督(62)はリズムを取り戻そうと、必死だった。2戦目の後、同監督は「またも(ゴールの)中に放り込まれた最初で最後のボールがゴールに入ってしまった。説明などできない」と嘆いた。守備を立て直すため、欧州予選で最多得点のFWジラルディノを外し、ベテランの守備的MFガットゥーゾを先発させた。しかし、やはり追いかける展開になってしまった。

 ハーフタイムにはそのガットゥーゾも含め、2人を交代した。さらに後半11分には左ふくらはぎ痛の完治しないMFピルロを投入。ここまでに交代枠を使い切って、流れを引き戻そうとした。しかし、最後までイタリアらしいサッカーは取り戻せなかった。

 イタリアの1次リーグ敗退は、W杯の連覇がいかに困難かをあらためて証明した。過去に連覇を達成したのは34、38年のイタリアと、58、62年のブラジルだけ。2度目の連覇を狙ったイタリアの南ア大会は、あっけなく終わった。

 [2010年6月25日12時2分 紙面から]


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