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デンマーク2発!逆転勝ち/E組

右足で同点ゴールを押し込むデンマークFWベントナー(ロイター)
右足で同点ゴールを押し込むデンマークFWベントナー(ロイター)

<W杯:デンマーク2-1カメルーン>◇1次リーグE組◇19日◇ロフタス・バースフェルド

 「デンマークの巨人」が、完全復活を遂げた。FWニクラス・ベントナー(22=アーセナル)が、カメルーン戦で2ゴールに絡む活躍を見せ、逆転勝利をたぐり寄せた。前半33分、FWデニス・ロメダール(31)の右サイド突破に合わせて最前線に駆け込み、折り返しを右足で押し込む同点弾。後半16分には、絶妙なロングパスでロメダールの決勝点を演出した。股(こ)関節痛の影響を感じさせないフル出場。日本にとっては、厄介な相手が調子を上げてきた。

 勝負どころをわきまえていた。1点を追う前半33分。ベントナーは巨体からは想像できない加速力で、ゴール前へ駆け込んだ。身体能力にたけたカメルーンDF2人の間をすり抜けると、ロメダールの折り返したボール目がけて、スライディングシュート。負ければ1次リーグ敗退と後のない一戦で、序盤から劣勢に立たされたチームをよみがえらせる「エースの一撃」だった。

 DFケアーのロングパスを起点に右サイド、ゴール中央へと3人でダイレクトパスをつなぎ、わずか11秒間で生まれた同点弾。股関節痛でいまひとつ調子に乗り切れていなかったベントナーも「自分たちの運命は、自分たちの手中にある」と勢いに乗った。プレーエリアはゴール前にとどまらない。前がかりになったカメルーン守備陣の裏のスペースを探し出し、両サイドやハーフライン付近へポジションを移動。カウンター攻撃の起点として、味方のパスを呼び込んだ。後半16分には自陣左サイドでGKのパスを受け、即座に右サイドを駆け上がるロメダールへロングパス。決勝点を導いた。

 1次リーグ初戦のオランダ戦では後半17分にベンチへ下がり、チームも大事な初戦を0-2で落とした。責任を感じながらこの日の試合に臨んだだけに、「自分のゴールで勝利に貢献できたことがうれしい。1次リーグを突破するには日本を倒すしかない。でも、カメルーンのようないいチームに勝てたのだから、日本に勝てない理由はない」と意気込んだ。

 日本戦では守備の要、ケアーを警告累積の出場停止で欠く。だが、逆境で勝負強さを発揮するのがベントナー。3月の欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦FCポルト戦では、アーセナルを逆転準々決勝進出に導くハットトリックも決めた。巨人復活。デンマークが、2大会ぶりの1次リーグ突破へ息を吹き返した。

 [2010年6月21日10時45分 紙面から]


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