日刊スポーツの南アフリカW杯特集ページです。

  • 日刊スポーツIDについて


ここからこのサイトのナビゲーションです



  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 南アフリカW杯
  3. ニュース


フランスが敗れ1次L自力突破消滅/A組

メキシコに敗れガックリと引き揚げるフランスの選手たち(AP)
メキシコに敗れガックリと引き揚げるフランスの選手たち(AP)

<W杯:メキシコ2-0フランス>◇1次リーグA組◇17日◇ピーター・モカバ

 前回準優勝のフランスが敗れ、自力での1次リーグ突破が消滅した。次戦の南アフリカ戦で勝っても、ウルグアイとメキシコが引き分けると突破の道が閉ざされる。試合後は、レーモン・ドメネク監督(58)や主力各選手から落胆と不満の声が噴出。元フランス代表のジネディーヌ・ジダン氏からも厳しく批判された。FWアンリのハンドでの本大会出場決定など大会前から問題を抱え、空中分解も時間の問題といわれていたチームは予想通り、崩壊寸前の状態になった。

 試合が終了すると、フランスの選手たちは失意の表情を見せた。応援席へのあいさつもせずに引き揚げる選手もいた。引き分けだったウルグアイ戦に続く2戦連続無得点。勝ち点わずか1。2大会ぶりの1次リーグ敗退の窮地に追い込まれた。ドメネク監督は「言葉を失った。がっかりしている」と落胆した。主将DFエブラも「これは大惨事。サッカーの弱小国になってしまったよう。情けなくて心が痛い」と嘆いた。

 ふがいない試合だった。後半に入ると集中力が切れた。後半19分、オフサイドぎりぎりのタイミングで飛び出したFWエルナンデスに先制点を決められた。しかし、ドメネク監督をはじめ選手誰ひとり判定に抗議しない。勝利への執念が感じられなかった。鋭い縦パスを繰り出すメキシコに簡単に中央突破を許した。同34分にPKで追加点を許すと戦意喪失。ボールへの寄せが甘くなり、メキシコお家芸のパス回しに翻弄(ほんろう)された。

 逆風を受け続けて大会に入った。W杯出場を決めたゴールは、アンリの“手”によるアシスト。世界中から出場取り消しを求める批判を浴びた。リベリの淫行(いんこう)醜聞で代表選手の品性も問われた。ドメネク監督は5月に突然フォーメーションを変え、中国戦で完封負けすると元に戻す迷走ぶり。選手起用をめぐる不協和音も生じた。98年フランス大会優勝の立役者のジダン氏も「チームワークがまったくとれていない」と切り捨てた。

 フランスは世代交代に苦労し、1大会ごとに成績が浮沈する傾向がある。今大会の1次リーグ突破は、ウルグアイとメキシコの試合の結果次第。エブラは「全員で話し合う必要がある」と崩壊寸前のチームの立て直しに懸命だが、嫌なジンクスも立ちはだかる。

 [2010年6月19日12時2分 紙面から]


関連ニュース


このニュースには全0件の日記があります。



キーワード:

フランス

ニッカンスタジアムへのご参加はこちらから

[受付終了]Q33 オランダvsスペインの勝敗は?

解答期限
[07/12 03:30]

海外代表ニュース

記事バックナンバー

日本代表ニュース

記事バックナンバー

A組
南アフリカ
メキシコ
ウルグアイ
フランス
E組
オランダ
デンマーク
日本
カメルーン
B組
アルゼンチン
ナイジェリア
韓国
ギリシャ
F組
イタリア
パラグアイ
ニュージーランド
スロバキア
C組
イングランド
米国
アルジェリア
スロベニア
G組
ブラジル
北朝鮮
コートジボワール
ポルトガル
D組
ドイツ
オーストラリア
セルビア
ガーナ
H組
スペイン
スイス
ホンジュラス
チリ









大会データ 得点ランキング、日本代表全成績、W杯ヒストリー、歴代得点王&MVPなど



  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 南アフリカW杯
  3. ニュース

データ提供

(株)日刊編集センター/InfostradaSports

ここからフッターナビゲーションです