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本田欧州CL活躍も不満「もっと上を」

 自分に重圧をかけ続ける-。CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(23)が、W杯南アフリカ大会を経て、さらに成長する。ロシアリーグ移籍から3カ月半が経過し、本田が近況を語った。欧州チャンピオンズリーグ(CL)は準々決勝でインテルに敗戦。世界との差を痛感したが、それでも自らの左足で8強に進出した。2カ月後に迫ったW杯へ向け、岡田ジャパンには明るい兆しがない。強気発言を繰り返すエゴイストは「オレは想像を超えたところを目指している」とまで言った。

 極寒のモスクワにも春の香りが漂い始めた。本田は薄手のシャツにサンダルという軽装で、練習場から出てきた。オランダからロシアへ移籍して3カ月半。リーグ開幕戦で決勝ゴールを挙げ、欧州CLでも8強へ導くFK弾を決めた。順調すぎるスタートを切り、現地で近況を語り出した。

 本田 何試合かこなして感じたのは、オランダ(1部)よりロシアの方がレベルは高い。でも生活はオランダの方がいい。オランダはゆっくりしていたけれど、ここ(モスクワ)は都会やから。日本みたいなゴミゴミした感じ。休みの日はほとんど家から出ないです。たまにドライブするくらい。食事も(妻が作った)日本食。肉はこっちで買いますけど食材は(日本から)送ってもらっています。

 スタジアム近くには有名な赤の広場がある。旧ソ連時代に社会主義の象徴とされた名所には、多くの観光客が集うが、日本人の姿を見かけることはほとんどない。なじみのない土地を仕事場に選んだのは、将来的にプレミアやスペインなどビッグクラブへの移籍を見通してのものだ。

 本田 今後のことは想像に任せます。でもオレはみんなが思っている以上のこと、想像している以上のことを考えている。目標は高い方がいい。オレはそうやってずっと自分にプレッシャーをかけ続けて生きてきたんです。だからオレの人生なんて挫折の連続。今まで挫折ばっかりですよ。

 普段から強気発言を繰り返すのは、自分に重圧をかけるためだ。本田の中では、敗退した欧州CLインテル戦も挫折の1つなのだろうか。インテルは試合前、要注意人物に本田を挙げた。それも欧州で認められている証しでもある。

 本田 (相手に)マークされて止められているようではダメなんです。どんなにマークされても自分の色を出さないと。本当にビッグクラブに行くヤツはそれくらいできますよ。

 たとえ倒されても、自分を直視して、成長しようとする反骨心が本田にはある。日本は7日のセルビア戦に0-3の大敗。W杯が迫っても、岡田ジャパンには閉塞(へいそく)感しか漂ってこない。唯一の光は本田だろう。ロシアで奮闘するエゴイストが、日本を、自分自身をさらなる高みへと引き上げる。【益子浩一】

 [2010年4月10日8時59分 紙面から]


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