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ベッカム、スタッフでW杯代表入りも

15日、手術を受けるフィンランドの病院に到着したベッカム(AP)
15日、手術を受けるフィンランドの病院に到着したベッカム(AP)

 アキレス腱(けん)断裂でイングランド代表でのW杯出場の望みを絶たれたACミランMFデビッド・ベッカム(34)が、チームスタッフとして6月に開幕するW杯南アフリカ大会に帯同する可能性が出てきた。ベッカムは15日午後、フィンランドのトゥルクで断裂した左アキレス腱の修復手術を受けた。担当したサカリ・オラバ主治医もW杯までの回復に否定的で、選手としての出場は消えた。イングランド代表関係者はベッカムの経験を評価、チームの精神的支柱としてのスタッフ入りを検討し始めた。(春日洋平、波平千種通信員)

 ベッカムのW杯4大会連続“出場”が実現する。イングランド代表関係者がW杯3大会連続出場の経験を重視し、スタッフとしてチームに帯同する案を検討し始めた。イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトが、カペッロ監督が周囲にベッカムが望めば、チームの象徴として南アフリカに連れて行く考えを漏らしていたことを伝えた。

 世界的権威のオラバ医師による手術は成功したが、アキレス腱は完全に断裂していた。同医師は「部分的な腱の損傷より回復に時間がかかる。W杯には間に合わない。個人差はあるが、おそらく全力で走れるまで4~5カ月かかる」と説明。選手としてのW杯出場の望みは完全に断たれた。それでも代表でのベッカムの存在の大きさは変わらない。

 過去にも98年W杯フランス大会で、スコットランド代表が出場不能のマカリスター主将を帯同した例がある。当時の代表監督だったクレイグ・ブラウン氏は「ベッカムは影響力のある選手。たとえ出場できなくても、チームの守り神的な役割を果たせるだろう。個人的には連れて行くべきだと思う」と話した。オラバ医師も医療スタッフの監視下ならリハビリに影響はないと太鼓判を押した。

 当初心配された選手生命の危機も回避されそうだ。ベッカムは主治医から、リハビリが順調なら完全治癒が可能と伝えられている。同選手のスポークスマンは「本人は最高レベルのサッカーに戻ることに闘志を燃やしている。W杯に出場できなくても引退はない」と早期復帰へ全力を注ぐ。

 カペッロ監督も「秋には欧州選手権予選が控えているので、間に合うことを祈っている。彼はイングランド最高峰の選手なのだから」と話した。絶望の中のベッカムに新たな希望の光が差した。

 [2010年3月17日8時42分 紙面から]


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