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ケープタウンのＷ杯抽選会場で、爆弾処理班が出動する騒ぎが起こった

＜Ｗ杯組み合わせ抽選＞◇４日（日本時間５日）◇南アフリカ・ケープタウン

　【ケープタウン（南アフリカ）＝井上真】Ｗ杯南アフリカ大会の抽選会が行われるケープタウン国際コンベンションセンター（ＣＴＩＣＣ）で爆弾処理班が出動する騒ぎがあった。午後０時３０分（日本時間午後７時３０分）すぎに、所持者不明の荷物が見つかり、メディアセンターの出入り口が封鎖された。

　地元警察官が会場に急行し、警察犬２頭も出動するなど周囲は物々しい空気に。その後、同１時１０分（同８時１０分）に、完全防備の爆弾処理班１人が建物の中に入り、安全を確認。封鎖から約５０分後に同センターは再び開放された。

　南アフリカの警察当局によると、外国メディアを名乗る男が入り口付近でバッグを落とし「爆弾だぞ」と叫んで逃げたという。この男は逮捕され、事情聴取を受けている。また、警察当局は市内にある国際空港に「爆弾を仕掛けた」とのいたずら電話をした人物を逮捕したとも発表。広報官は「いたずらだとしても、我々はすべてに対応しなくてはならない」と困惑を隠せなかった。これにより、会場のセキュリティーレベルが上がり、抽選会後の日本代表岡田監督らの会見場所が、抽選会場から隣接の宿泊ホテルに変更された。

　［2009年12月5日8時6分　紙面から］

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