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マラドーナ監督、格下に6失点/W杯予選

「夢なら覚めてほしい」と頭を抱えながら語るマラドーナ監督(AP)
「夢なら覚めてほしい」と頭を抱えながら語るマラドーナ監督(AP)

<W杯南米予選:ボリビア6-1アルゼンチン>◇1日◇ボリビア・ラパス

 ディエゴ・マラドーナ監督(48)率いるアルゼンチンが、標高3600メートルの高地に沈んだ。アウェーでボリビアに1-6で大敗。93年予選のコロンビア戦(0-5負け)以来となる5点差の歴史的敗戦を喫し、4位へ後退した。

 アルゼンチンの英雄は、完全にベンチで凍り付いていた。後半42分、地をはうようなボリビアの鋭いミドル弾がゴールに突き刺さった。マラドーナ監督はロダンの「考える人」のようなポーズを取り、ピッチをじっと見つめた。誰も予想しなかった6失点大敗。同国が5点差で敗れるのは、93年の予選でコロンビアに0-5で敗れて以来。58年のW杯チェコスロバキア戦に並ぶ歴史的な大敗だった。

 マラドーナ監督 (アルゼンチン国民の)みなさんにおわびしたい。ゴールを入れられるたびに、私は心臓を突き刺されるような思いだった。試合前に考えもしなかった結果だ。すべてに相手が上回っていた…。夢なら覚めてほしい。

 指揮官の自信が過信を招き、見通しの甘さが誤算となった。3月28日のベネズエラ戦ではメッシ、テベス、アグエロの小兵FWが自在な動きを披露し、4点大勝。手応えをつかんでの敵地入りだった。対するボリビアは南米予選9位と低迷し、FIFAランク56位。空気の薄い3600メートルの別次元にもかかわらず、メンバー変更は最小限にとどめ「機動力重視」の戦術を貫いた。結果、時間の経過とともに選手は体力を奪われ、後半19分にMFディマリアが退場となると、もはやなすすべはなかった。

 昨年、国際サッカー連盟(FIFA)が高地での試合を禁じた際、マラドーナ監督はボリビアのモラレス大統領の呼びかけに応じ、ラパスでの慈善試合に参加した。「生まれた場所でプレーすることは、神でも止められない」。そう息巻いた男は、皮肉にも1年後に自らが高地につまずいた。

 4-0大勝の後は、1-6の大敗。自らの人生を表すような極端な展開だが「ボリビアがすばらしい試合をした。それで終わり。でも(前半18分に)メッシが決めていたら試合は変わっていたかもしれない」。マラドーナ監督は自らの采配でなく、不発に終わったエースのプレーを悔やんだ。

 [2009年4月3日8時35分 紙面から]


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