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マラドーナ監督第2戦は高山病対策がカギ

 W杯予選が1日(日本時間2日)、世界各地で行われる。南米2位のディエゴ・マラドーナ監督(48)率いるアルゼンチンは、アウェーでボリビアと対戦。標高3600メートルのラパス入りしたチームは、高山病の脅威と背中合わせで戦う。宿敵ブラジルのドゥンガ監督は標高2800メートルのエクアドルの高地に泣いたばかりだが、さらなる高地で「神の子」は笑えるのか。

 南ア行きを目指すマラドーナ監督の第2ラウンドは「世界最高峰」の戦いだ。海抜3600メートルの高地ラパスは、富士山山頂級の高さにある。経験豊富なMFベロンは「ベネズエラ戦(4-0)と同じ試合はできない。バランス重視で戦うべき」と進言した。平地と同じペースの運動量では90分持たない。メッシ、テベス、アグエロの3トップを軸とした機動力あふれる攻撃サッカーの前に、高山病という見えない「敵」が立ちふさがる。

 ボリビアはマラドーナ監督とも因縁深い。国際サッカー連盟(FIFA)が健康上の理由で「原則禁止」とした際に、同国モラレス大統領の慈善試合に参加し、FIFAと反対の立場を強調した。「生まれた場所でプレーすることは、神も、ブラッター(会長)も止められないんだ」と息巻いたが、皮肉にも今回はその言葉が重くのしかかってきそうだ。

 [2009年4月1日8時33分 紙面から]


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