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川島120分完封もPK止められず/日本

PK戦で敗れた川島は、パラグアイ選手から目をそらした(撮影・PNP)
PK戦で敗れた川島は、パラグアイ選手から目をそらした(撮影・PNP)

<W杯:パラグアイ0(5PK3)0日本>◇決勝トーナメント1回戦◇29日◇ロフタス・バースフェルド

 【プレトリア(南アフリカ)】GK川島永嗣(27=川崎F)が、魂のセーブで120分間をノーゴールに抑え切った。前半20分にパラグアイFWバリオスとの1対1の窮地を、体を投げ出してセーブ、その後も決定的なピンチを好セーブで延長戦までパラグアイにゴールを許さなかった。PK戦では1人も止められずに敗れたが、岡田ジャパンの守護神として最後までゴールを守り抜いた。

 GK川島がファインセーブ連発で120分を守りきった。PK戦は惜しくも1本も止めることが出来なかったが、今大会の躍進を支えたのは間違いなくこの男だ。戦い終え、声をからして言った。「PKは自分が1本でも止めて勝てれば良かった。1試合1試合成長していただけに余計に悔しい」。しかし、涙を流したチームメートとは違い、堂々と胸を張った。

 開始から日本のピンチを救った。前半20分、絶妙なボールコントロールで抜け出したパラグアイFWバリオスのシュートを右ひざでブロック。1対1の状況を抜群の反応で防いだ。決勝トーナメントで先制点を奪われれば、命取りとなるだけに、このファインセーブは日本に大きく流れを引き寄せた。

 後半も守備陣を声で統制した。同14分にはFWリベロスのヘディングシュートを正面でしっかりとキャッチ。同34分にはMFのE・バレトのミドルシュートを落ち着いて処理した。放り込まれるクロスにも果敢な飛び出しで対処した。延長はパラグアイがどとうの攻めを見せる。しかし、川島を中心にDF陣が崩壊することはなかった。延長前半7分にはFWアエドバルデスの決定機も、守護神が体を投げ出してブロック。集中を切らさず守りきった。 所属する川崎FイッカGKコーチも活躍に確信を得ていた。「お前の反射神経があれば、もっと動きだしをギリギリまで待って遅くしろ」。09年就任当時後、すぐに指摘。それまではコースをよんでシュートに反応していたが、意識付けが変わることで安定感を増した。決戦を控えたこの日、同コーチも「練習でも常に100%で励んでいるからこそ今がある。今日もグッドジョブ」と、親指を立てるサムアップポーズを見せていた。

 大会直前に守護神の座をつかんだ。川島は「これからも自信を持っていければいいし、次のW杯に向けて応援してほしい」。W杯の日本のゴールを守り続けた自信を胸に前を向いた。

 [2010年6月30日9時48分 紙面から]


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