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本田3点&8強で日本の歴史作るぞ/日本

本田は髪を切り、まゆ毛も金色に染めて、28日の前日練習に臨んだ
本田は髪を切り、まゆ毛も金色に染めて、28日の前日練習に臨んだ

 【プレトリア(南アフリカ)=28日】本田、また頼む! 日本代表のFW本田圭佑(24=CSKAモスクワ)がW杯8強進出弾を決める。29日の決勝トーナメント(T)1回戦パラグアイ戦に向け、この日は公式練習に参加し、自慢の金髪ヘアをさらにグレードアップさせてまゆ毛まで金色に染め上げて登場した。決戦は日本の新星本田と、パラグアイの貴公子サンタクルス(28=マンチェスターC)のエース対決が注目される。2人は同じミズノ社製の「無回転スパイク」を履く。デンマーク戦に続く2戦連発のFK弾で、日本サッカー史上初となるW杯ベスト8の扉を開く。

 舞台は整った。本田が日本中の期待と夢を背負い、世紀の一戦に向かう。この日の練習前には自慢の金髪をさらに染めて気合を入れた。頭だけでなく、まゆ毛まで金色だ。勝てば日本サッカー史で初めてW杯準々決勝に進出する。もちろんW杯で日本が「3勝」を挙げるのも初だ。決戦の地プレトリアは人口約240万人。南アフリカ独特の物々しい雰囲気が漂う現地で、本田に緊迫感が出てきた。

 本田 南米はテクニックがあるし、ハードワークもする。それにどう対応するか-。負けずに走って、いいところを出し切る。少ないチャンスを決めるかが、勝敗を分けると思う。

 延長戦もある一発勝負の決勝Tは、得点を挙げなければ先に進めない。本田は今大会3戦2発。得点ランクではドイツFWクローゼ、アルゼンチンFWテベスらと並ぶ。カメルーン戦では流れの中で得点を奪い、デンマーク戦では無回転FKで世界を驚かせた。優勝を公言し自分自身に重圧をかけ続ける本田は、得点王に関しての質問にはさらりと受け流した。

 本田 得点王か…。そういえば、そんなもんもあるんですね。そんなこと考えたこともなかったですね。

 個人的なことはどうでもいい。それよりも日本を未知の世界へ押し上げたい。短い言葉に、そんな思いが込められていた。

 「エース対決」を制することが、勝利への近道になる。本田とパラグアイのサンタクルスは、ともにトップ下や左右のMFをこなす。さらに同じミズノ社製の「無回転FK用スパイク」を履く。スタイルは似ているが、性格は対照的だ。2人を担当する同社の大本氏は「本田選手はプロ。主張してくるところは主張する。サンタクルス選手は気さく」と話す。目の前で2戦連発弾を決めれば、8強が近づいてくる。

 エースの自覚も出てきた。練習では常に先頭を走るようになった。冒頭15分だけ公開されたこの日の調整も、黙々とシュート練習をこなしチームを引っ張った。W杯直前は自室に引きこもりがちだったが、最近は長友や大久保、松井らと戦術的な議論を交わすことが多くなってきたという。長友は「ピッチでもホテルでもサッカーの話ばかりしている」。頭の中はサッカーのことしかない。周囲はビッグマウスと笑うが、本気で優勝を狙っている。

 所属のCSKAモスクワで欧州チャンピオンズリーグ8強に進出した際のこと。本田は「日本人初とか、そんなことはオレの中でどうでもいい。そんな小さなことを目指していない」と言った。この日も「そんなこと(日本初の8強)なんて、ボクには関係ない。単純にパラグアイに負けたくない」と強調した。

 日本初の8強でも満足できない-。新エース本田に導かれ、日本の快進撃は続いていく。【益子浩一】

 [2010年6月29日9時22分 紙面から]


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