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本田は持ってる“マラドーナ力”/日本

夕日を浴びながらランニングする日本代表選手
夕日を浴びながらランニングする日本代表選手

 【プレトリア(南アフリカ)27日】日本を決勝トーナメントへと導いた新エースFW本田圭佑(24=CSKAモスクワ)が、偉大なFWに並ぶ。29日の決勝トーナメント(T)初戦パラグアイ戦に向け、チャーター機で決戦地入りした。今大会3戦2発の本田は、あと3点決めれば86年メキシコ大会でマラドーナ(現アルゼンチン監督)が記録した5得点に到達する。スタイルは違うが、2人は両腕に時計をする共通点がある。「伝説の人」に届いた時、公言するW杯優勝が現実味を帯びてくる。

 点を取り続けるしかない。一発勝負の決勝Tに向け、本田に緊張感が漂ってきた。岡田ジャパンが目標にする世界4強、さらに本田が公言するW杯優勝へ、点を取らなければ道は開けない。この日、早朝に合宿地ジョージを離れる際。空港出発ロビーに姿を現すと、真っすぐに前だけを見つめて人を寄せ付けない雰囲気を漂わせた。それでも過去のW杯の印象を問われると、ぽつりと答えた。

 本田 オレの中ではマラドーナよりペレですかね。マラドーナ(のW杯)はあまり見てないんですよね。

 本人はそう言うが、マラドーナとは意外な共通点がある。ともに両腕に時計を着けることを日常とする。本田は周囲の好奇な目を「誰が時計は片手だけって決めたんですか?」と受け流すが、親しい知人には「マラドーナを意識して両腕に時計をするようになった」と明かしている。同じ点取り屋でも、プレースタイルは違う。しかし、感性が似ているのは確かだろう。

 大舞台で勝ち続けるにつれ、FWが似合うようになってきた。攻撃的MFから緊急コンバートされ、まだ1カ月足らず。カメルーン戦、デンマーク戦と勝利へ導く1発を決め、調子が上がってきた。日本のエースに上りつめても「まだ、オレはストライカーになれていない」と貪欲(どんよく)な姿勢は崩さない。今大会2得点はチーム最多。いよいよ29日に迫った決勝T初戦のパラグアイ戦で2戦連発を挙げれば、86年大会にマラドーナが記録した5得点も見えてくる。

 大胆な言動で周囲を驚かせるところも「伝説のFW」とダブる。衝撃的FK弾で1次リーグ突破を決めた24日デンマーク戦後には、あらためて「オレはW杯で優勝できると思っている」と公言した。マラドーナが7戦5発でアルゼンチンを優勝へと導いた86年は、ちょうど本田が生まれた年。さらに当時、アルゼンチン-西ドイツの決勝が行われたのは、偶然にも日本-パラグアイ戦と同じ6月29日だ。

 マラドーナの記録に肩を並べた時、本田は伝説になる。【益子浩一】

 [2010年6月28日8時43分 紙面から]


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