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各国不評ブレブレ公式球、岡ちゃんの味方

 W杯の公式球が日本代表の味方になる!? W杯南アフリカ大会開幕を直前に控え、各国代表選手から公式球「ジャブラニ」(アディダス社製)に不満が噴出した。表面の形状を変えたことで、ボールの軌道が変化しやすくなったため、直前合宿で初めて使用した選手たちは対応に四苦八苦。スペイン代表GKカシリャスは「まるでビーチボール」と酷評した。一方、Jリーグでは3月の開幕戦からジャブラニを採用してきたため、日本代表に戸惑いはなく、むしろ武器になる可能性が出てきた。

 「ジャブラニ」は南アフリカの公用語の1つのズールー語で「祝う」を意味する。しかし、各国代表選手からは祝福されなかった。W杯への強化試合が佳境を迎えているが、初めて公式球を使った選手から、大ブーイングが起きた。

 スペインGKカシリャス まるでビーチボールだ。W杯のように重要な大会で、ボールという不可欠の要素が、こんなひどい特徴を持つのは悲しい。

 ブラジルMFバチスタ クロスを蹴ったとき、狙ったのと違う方向に飛んでいってしまう。

 イタリアFWパッツィーニ このボールは2度飛ぶ(飛距離が出る)。クロスが上がって走り出ていくと違う方向に飛んでいってしまうから、かなわない。災害にあったようなものだ。

 W杯では大会ごとに最先端の技術で製造された新型ボールが導入される。慣れないボールには選手からは毎回、多少の不満は出る。しかし、今回ほど多くの選手が声を上げたことはなかった。特に違うのはGKだけでなく、フィールドプレーヤーからも不満が出ていることだ。

 大きく変化したボールの形状が原因だ。表面を覆うパネル枚数を激減させ、より球体に近づけたことで、軌道が不規則に変化しやすくなった。沢登正朗氏(日刊スポーツ評論家)も「気圧の低い高地ではよりぶれが大きくなると言われている」と話す。本大会でボールの軌道変化が勝敗を決める可能性が出てきた。

 もっともこの状況は、日本代表に追い風になりそうだ。Jリーグは今季から公式戦でW杯公式球を使用している。不満が日本代表から出ないのは、ボールに慣れているという理由もある。MF中村俊輔(31=横浜)が無回転FKを特訓するなど、ボールの特徴を生かす取り組みも行われている。5月30日のイングランド戦でスーパーセーブを連発したGK川島永嗣(27=川崎F)も「シュートはぶれるが、慣れれば予測できる」と話した。各国の足を引っ張るボールが、日本代表だけは「祝福」してくれそうだ。

 [2010年6月1日9時56分 紙面から]


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