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　２３人登録外選手として帯同要請を受けているＣ大阪ＭＦ香川真司（２１）が１６日、Ｗ杯同行を決断した。香川は７月１日付でドイツ１部ドルトムントへ完全移籍することが決まっており一時、態度を保留していた。１５日には日本協会・原技術委員長と会談し、練習環境などの説明を受けた。この日、大阪・南津守練習場で調整した香川は「『来てほしい』と言われた。自分を評価してくれていた。将来を見据えたことも言ってもらい、ありがたかった」と前向きに話した。スイス合宿から南アへと日本代表と完全同行。本大会終了後にドルトムントに合流する方向になりそうだ。

　同じく帯同要請を受けていた広島ＤＦ槙野智章（２３）は、帯同せずに有事に備えて準備を続けることになりそうだ。この日、原技術委員長と会談した広島の織田強化部長が「帯同はないと思う」と明言。槙野も「休みながらもコンディションを落とさないようにしたい」と話した。帯同メンバー４人は１７日に日本協会から正式発表される。香川に加えて大学生のＦＷ永井謙佑（２１＝福岡大）ＤＦ山村和也（２０＝流通経大）が選出され、槙野の代役に新潟ＤＦ酒井高徳（１９）が招集される可能性が高まった。

　［2010年5月17日9時46分　紙面から］

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